株の配当金を狙った長期投資を研究。相互リンク先の投資情報も充実させています。

 保有企業からアニュアルレポートが届いています。


 送ってこない企業もあります。


 というより、送ってこない企業ばかりです。w


 因みに、現在、簡単な昨年の総括レポートを送ってくれた企業が1社、何も言わないのにきちんとしたレポートを送ってきてくれた企業が1社、要るか要らないか尋ねた上できちんとしたレポートを送ってきてくれた企業が1社です。


 一般投資家にとってアニュアルレポートは退屈なもので、喜んで読むような人は少数だからでしょう。


 でも、送ってくれる企業は、株主目線の経営をしていると感じます。


 アニュアルレポートを送ってくれたからそう感じるのではなく、普段の経営においてそう感じるのです。


 こういう企業は、何があろうとピタリと側に寄り添って離れないぞという気持ちになります。


 アニュアルレポートでは、過去から現在に至る経営の結果と、将来に渡る見通しが語られています。


 会長やCEOの挨拶もあります。


 その他の取締役や社員さんの報告もあります。


 企業文化や価値観、目指すべきものが、一冊の本に染み込んでいます。







<参考にしたい偉大な投資家のお言葉>

 アニュアルレポートが届く季節には、一日に15冊か20冊ぐらい読みます。たいていは会長あいさつからその企業文化の香りを読み取り、それから資金の源泉および運用の項目へ進み、注記をいくつか拾い読みします。でも、基調を決めるのはCEOのあいさつです。

 ルー・シンプソン







 シンプソン氏は、特にCEOのあいさつが私事に偏っている場合は警戒するそうです。


 会社の抱える問題点について、率直に誠実に語られているかが重要だと思います。


 問題を抱えていることが問題なのではなく、それを認識せず、あるいは認識していても触れないことが問題だということです。


株は配当金を狙ってTOPに戻る



 最近の動きから、日本電産とキヤノンが気になりました。


 直接保有しているわけではありませんが、さわかみファンドが保有しているので、気になる企業さんです。







 まず日本電産。


 永守社長が予想通り、動きました。


 東洋電機製造へTOBです。


 しかも、現在の株価からすれば破格のお値段です。(純資産の2倍以上)


 永守さんからすると、これでも安いということでしょう。


 敵対的でも友好的でもない突然の買収ですが、この話を蹴ると経営陣も大変です。


 最低これだけの企業価値があるとされたわけですから、蹴れば自分たちで提示価格以上にして見せなければならないでしょう。


 ところで、企業買収が成功するのは、良いビジネスを買う場合と、経営上のスーパースターが買う場合の二通りあるそうです。(バフェットおじさんの教えを簡単に言うと)


 このうち、良いビジネスは皆が知っているので、買収価格が高くならざるを得ず成功させるのはお値段の関係で難しいそうです。


 もう1つの経営上のスーパースターが買う場合とは、買収する側にヒキガエルにキスして王子様にすることのできる人がいる場合です。


 次々と買収した会社を再建させてきた経営トップを持つ日本電産の企業買収は、これに当てはまりそうですね。


 再建のスピードも加速しているみたいなので、今回の買収が成功すれば、東洋電機製造の業績もあっという間にうなぎのぼり………かもしれませんよ。







 続いて、キヤノン。


 ライバル会社のリコーに先手を打たれて海外の販売網を抑えられ、景気減速で株価もずるずる下げてと冴えてません。


 でも、自社株買いを実施。


 消却は予定していないみたいですが、さすがに高資本効率を誇るだけのことはあるな〜と感心させられます。


 株価下落時の自社株買いは、普段から市場に張り付いている時間的余裕のない人にとって、非常に分かりやすい「買い」のタイミングです。


 なぜなら、誰よりも長期的な経済的見通しについて知っている企業自身が、この値段なら買って株主還元をしてもよいとの考えを示しているからです。(株価が高い時にはコストもかかりますから、自社株買いをするメリットは少ないです。)


 つまり、企業自身が長期的に割安ですよと教えてくれているようなものです。(まあ短期的には、もっと割安になることもあるでしょうけど。w)


 また、自社株買いの有無そのものも、非常に分かりやすい会社からのメッセージです。


 うちは株主に配慮した経営をしていますよ、と実際の行動で教えてくれているのです。


 バフェット氏から保険会社のポートフォリオ管理を任されているルー・シンプソン氏も、自社株買いの有無は一番大事だと言っています。


 資本効率が高く、株価下落時に自社株買いを行っている企業は、長期的に見て市場平均を上回る収益をもたらしてくれる可能性が高いということです。


 無論、それだけで判断するわけにはいきませんが、一応、留意しておくといいかなと思います。


株は配当金を狙ってTOPに戻る



 先日、日経新聞に2008年に入って自社株消却をした主な企業が掲載されていましたので、書き留めておきます。







横浜銀行、静岡銀行、群馬銀行、福島銀行、東京海上HD、日本興亜損保、ニッセイ同和損保、富士火災、武田薬品工業、アステラス製薬、セブン&アイHD、丸井グループ、東京ガス、大阪ガス、トヨタ自動車、NTTドコモ







 自社株買いと消却は以前に書いた通り、企業利益の株主還元方法として優れていると思います。


 消却の規模にもよりますが、こういう企業が行っていたというのは意識しておくといいでしょう。


 このブログで何度も取り上げた優秀企業も名前を連ねています。


 トヨタ自動車、武田薬品工業、セブン&アイHDですね。


 個人的に気になる地銀さんも入ってました。


 横浜銀行と静岡銀行です。


 気になっている企業が入っていると、嬉しくなりますね。


 株価が値下がりしていて底もなかなか見えないですけど、こういう地道な株主還元は将来の景気回復局面で効いてくると思います。


株は配当金を狙ってTOPに戻る



 いや〜んな感じで下落しています。


 半年ぶりのバーゲンセール再開。


 うちのコマツも売られています。


 ちょこちょこと追撃しておかないといけませんね。


 三菱商事、三井物産といった総合商社も安くなっています。


 情報を駆使して、世界経済のそこかしこにお金をからめとる網を張っています。


 出資する企業は世界中にあり、下手なファンドを買うより良いのではないかと思ってしまいます。


 資源、エネルギー、食糧、環境といった、これからの投資テーマもきっちり網羅した事業ポートフォリオを展開しています。


 総合商社の時代は終わったはずだったのに、ねぇ。


 それなりの人をきちんと確保しているところで、もう終わったなんて言われている事業を見つけたら、チャンスかもしれませんよ。


 買うのに、かなりの勇気が必要ですけど。w







 さて、この状態がどのくらい続くでしょう。


 さわかみファンドのレポートを読んでいると、「年末」には皆忘れてしまっているだろうとの予測が、「1、2年先」へと下方修正されてしまいました。


 バフェット氏も「株価は1年前より魅力的な値段になった」と、嬉しい指摘をしてくれています。


 これ以上に魅力的な値段になることもあるってことでしょう。


 ダウ平均は、「まだ20%程度しか」値下がりしていませんしね。


 ダウ9000円、日経10000円、場合によってはそれ以下も覚悟の上です。


 こうなると決めつけてポジションを動かしはしませんが、それに備えた資金投入プランは持っておこうと思います。







 ところで、バフェット氏の冗談のようなこの考え方は、とても良い考え方だと思います。


 沈みゆく先の見えない奈落の底を見るのではなくて、今いる位置から崖の上を見るということです。


 釣り船に乗った時のことなんですが、近くの波間を見ていると波に揺られて激しい船酔いをします。


 そこで船酔いを避けようと思ったら、遠くの山の頂上やその上の雲を見ると良いのです。


 長期投資も似たようなものでしょう。


 目先の大波に心を奪われオタオタしていては、船酔いがひどくなるどころか沈没溺死まっしぐらです。


株は配当金を狙ってTOPに戻る



 先日、株式情報番組で紹介されていたのが、不景気の時に底堅い値動きを見せる銘柄です。


 以前に、ディフェンシブ銘柄で取り上げたもの以外では、スポーツ用品、ゲームが挙げられていました。


 ディフェンシブ銘柄で取り上げたものも合わせて全部書くと、医薬品、食品、電鉄、電力、ガス、スポーツ用品、ゲームということになります。


 これらは、景気の悪化で人々のサイフのひもが締まる影響を受けにくいということでしょう。


 展開する事業内容を考えれば、納得できると思います。


 実際、僕の持株の中でも、このセクターに属するものは堅い値動きをしています。(買ったタイミングにもよりますが。)







 このセクターの中から、株価が大崩れしていない企業として真っ先に思い浮かぶのが、久光製薬です。


 この市場環境の中で逆に高くなっていて、保有している方は笑いが止まらないでしょう。


 高収益で資本効率(ROE)も高いです。


 サロンパスのお世話になっている人は、値下がりしたらチャンスかもですよ。







 久光製薬を最初に取り上げちゃうと後がかすんでしまいますが、ROEに着目すると、食品では伊藤園、電鉄では東日本旅客鉄道がなかなか良い感じかなと思って見ています。


 でも、伊藤園は大きく値を下げていますね。







 電力、ガスは、値動きはそれ程激しくないのでしょうが、大きなリターンがあるかと言われると微妙かなと思います。


 配当利回りに着目して買う銘柄なのでしょう。


 もっとも、明らかに高いリターンをもたらしてくれるであろう優秀企業より配当利回りが低い事態において、買うべき銘柄であるかは一考の余地ありです。







 スポーツ用品では、アシックス、ミズノ、デサント、ゴールドウィンが思い浮かびます。


 ナイキやアディダスに負けて欲しくないですが、競争力という点では今のところ一歩も二歩も譲っているのかなと思います。


 最近の経営成績では、アシックスが素晴らしいです。


 1990年代に酷い状態になっていたようですが(8期連続で赤字を出したという話を読みましたよ。)、見事に甦っています。


 ただ、株価の方は景気の影響を受けにくいという程には、冴えてません。







 ゲームでは、カプコンの調子がいいですね。


 モンスターハンターやバイオハザードといったキラーソフトを抱えていて、世界中からがっちょり稼ぐことのできる企業でしょう。


 他にも、スクウェア・エニックス、コナミといったあたりは、総じて堅調な値動きです。


 ハードでは任天堂が一人勝ち。


 ソニーが、巻き返しなるかってところでしょう。







 反対に景気に敏感なセクターとしては、銀行、証券、非鉄、ガラス・土石が挙げられていました。


 輸送用機器や化学など、他のセクターも、今回は軒並みあいたたたです。w


 でも、バブルから最近までを振り返ってみて、特に銀行、証券、不動産には注意しておこうと思っています。


 基本的にいつ買っても割安と考えているのですが、このセクターだけは、じぇーったいに明らかな不景気の時しか買わないぞと。(つーか、触らぬ神に祟りなしかも。w)







 景気の動向を気にしないで投資するにはどうすべきか。


 景気が悪い時に買うべきなのは、どこか。


 せっかく勉強の機会を与えてもらったので、今後の資金の振り向け先も含めてよく考えておきたいと思います。


株は配当金を狙ってTOPに戻る