株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 自分で行う選択が有利な点を考えてみましょう。




 まず銘柄選択について言えば、素晴らしい企業を自分で選んでポートフォリオを組めること。





 一般のファンドのように、売買や組入銘柄の頻繁な入れ替えをすることなく、長期保有に徹することができること。

 残念ながら素人が考えるほど、ファンドマネージャー達は上手に売買できません。

 だからこそ、インデックスファンドに人気が集まるのでしょう。





 お金が株式市場から逃げている時にこそ、選んだ企業の株価を下支えするために、リスクマネーを提供できること。





 結果として、売られている時に買うことになるので、割安な価格で購入でき投資収益も高くなるであろうこと。





 一般のファンドのように、解約に備えて現金を用意しておく必要がないこと。

 このせいで、ファンド購入資金のいくらかは預金と同じになっちゃいます。





 高い手数料を支払う必要がないこと。

 良いビジネスを、(売られている時に買って)、ずっと保有するという簡単な作業に、一体どうやったら高い手数料が発生するのでしょうか。

 恐らく、売買で上手に立ち回ったり組入比率を調整したりして、お金を増やせるからだということになるのでしょう。

 しかし、上手に立ち回るのは困難ですし、社会的責任投資なのに最初から売ることを考えて投資するのは趣旨に反していると思います。

 組入比率にしても、時価総額や自分の応援したい度合いに応じて自分で決めれば良いと思います。

 僕の考える買ってもいいSRIファンドの条件は、販売手数料ゼロ、信託報酬手数料1%以内(運用資産が増えれば十分やっていけるはず)、組入銘柄の大部分において賛同できること、組入銘柄に絶対に投資して欲しくない企業がないこと、運用する人の顔や哲学が明確に見えること、です。

 探し方が悪いのかもしれませんが、今のところ発見できずです。

 なお、余談ですが、SRIファンドに限らず、ファンド購入の際に組入銘柄のチェックだけはきちんとしておいた方が良いです。

 僕の経験上、ファンドの名前やイメージで投資し、大きく値下がりした時に組入銘柄をチェックしてみると、自分なら絶対に組み入れない銘柄が入っていて、それがダメージの原因だったことが度々あったからです。







 一個人投資家として、自分が良いビジネス活動をしていると思う企業を選んで、売られている時に買う。


 そうすれば、結果として個人投資家としての社会的責任を果たしつつ、投資収益もついてくるという欲張りさんな投資ができてしまうのではないでしょうか。


 また投資収益どうこうより、自分で企業を選んで皆が売りたくて困っている時に買ってあげるのが、一番の社会的責任投資じゃないですか!


 ということで、自分でポートフォリオを組むのが一番の社会的責任投資の方法ではないか、というお話でした。


 次回は、銘柄選択についてです。


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 最近はSRIファンドが人気みたいで、たくさん見かけます。


 長期投資を行う上で、社会的責任投資の考え方は非常に大切だと思うので、チェックはしているのですが、未だ長期投資に相応しいファンドを知りません。


 販売手数料や信託報酬手数料が、やたらと高いものばかりです。


 御丁寧に、信託財産留保額を設定しているものもあります。


 どこまで行っても、手数料という無限の地雷原。


 また、組入銘柄を見ても、個人的に開いた口が塞がらないものもあります。


 流行に乗って儲けたいと思ってこういったファンドを買うなら、どんどん買って販売会社や運用会社を喜ばせてあげるのも良いでしょう。


 お金が回らないよりは、回った方がいいですからね。


 でも、本当に意義ある投資をしたいと考えているのなら、最も良い社会的責任投資の方法は、人任せにせずに自分で情報を集めて自分で投資することでしょう。


 なぜなら、この投資法をとる以上、企業が社会的責任を果たしているかだけでなく、自分が社会的責任を果たそうとしているかも考えておくべきだと思うからです。


 個人投資家にとっての社会的責任というのは、社会の一員として、自分が持つ情報から自分が良いと思う企業を選び、そこにリスクマネーを投じてあげることかなと思います。


 そして、チャートや業績発表といった日々移り変わる情報とにらめっこする暇のない一般の投資家にとって、長期的に見るとこの方法でも十分効果をあげる可能性があると思います。


 次回は、有利な点を考えてみましょう。


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 ソニーが、シリコンを使わない新型太陽電池を開発したようです。


 シリコンを使わない太陽電池というと、ホンダや昭和シェルのCIS太陽電池が思い浮かびますが、ソニーが開発したのは「色素増感型」と呼ばれるものです。


 植物の光合成の仕組みを発電に応用したものらしいですね。


 ついでに、二酸化炭素を吸収して酸素に変えてくれるシステムも何とかして欲しいですよ。


 色素増感型の問題点は発電効率が悪いことで、多結晶シリコン型が18%の発電効率であるのに対して、今回開発したものでも10%程度。


 実用化の目安となるギリギリのラインだそうです。


 もっとも、半導体製造と同じような設備が必要なシリコン型に比べて、製造コストは最大10分の1に抑えられるとのことです。


 研究が進んで、発電効率をもっと高くできるといい感じです。


 今のところ事業化の予定はないみたいですけど、目処がつけば是非頑張ってもらいたいです。







 ソニーは元々、日本のビジョナリー・カンパニー。


 株価もぴくんぴくんと上昇機会をうかがっている感じ。


 ただ、金太郎氏は購入したソニー製品がよく壊れて、随分嫌な思いをしてきました。


 やはり経営が悪い時には、最終製品の質に現れるもんだと思ったものです。(←この判断基準は、投資にも結構使えると思ってますよ。)


 家電量販店で店員さんに、最近の製品の質を聞いてみないといけませんね。


 芳しい返答がもらえたら、ゴーサインが出るかも、ですよ。


 もともと、楽しそうな事業をやってますからね。


 大好きな企業ではあるわけです。


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 ローム君がやってくれました。


 待機電力不要の新型LSI開発に成功した模様です。


 待機電力はエネルギーの無駄遣いの好例ですから、この製品の開発で省エネもぐっと進みますね。


 ロームのホームページでは確認できませんでしたが、そのうちアップされるでしょう。


 こんなところにも社会的責任投資銘柄を発見です。


 良い企業活動を見つけたら、株価の安い時にどんどん買って応援してあげたいですね。


 ローム君の株価は、さっぱり冴えてません。


 でも、四季報では赤字は記録されてません。


 これでPBR1倍は、ほどよい値段だと思います。(今現在のところ)


 株価が冴えてない理由はいろいろあると思いますが、応援してあげたくなったら関係なしですよ。


 ローム君は、さわかみファンドも保有しています。(組入比率第30位でもちろん含み損)


 従って、配当金太郎氏のお金も少し働いてくれたことになります。


 嬉しいですね~、早く含み損から解放してね。


 この分野にはまったく縁が無く訳が分からないので、自分では投資していませんが、まったり株式投資日記の京さんが保有してらしたと思います。


 次々とこういった新製品を投入して、巻き返してもらいたいですね。


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 2008年2月2日付、日経新聞11面に障害者雇用率の上位企業が出ていたので、書き留めておきます。(数字は雇用率)







1  ユニクロ               7・43%

2  すかいらーく             2・90%

3  パナソニックエレクトロニックデバイス 2・87%

4  オムロン               2・76%

5  しまむら               2・73%

6  ダイキン工業             2・66%

7  西日本鉄道              2・54%

8  NTT西日本 九州          2・53%

9  松下電工               2・48%

10 日本たばこ産業            2・46%







 法定雇用率は1・8%で(従業員56人以上)、未達成企業には納付金などの支払義務が生じるそうです。(障害者雇用促進法)


 実際の障害者雇用率は1・55%で、法定雇用率を守っている企業は4割程度です。


 業種別で見ると、飲食店・宿泊業、電機・ガス・熱供給が高く、サービス業や金融・保険・不動産業が法定雇用率を下回っているようです。


 それにしても、ユニクロの雇用率は突出していますね。







 僕の場合、オムロンへの投資の際に、障害者雇用に積極的な活動をしていることも大きく影響しました。


 オムロンでは、創業者・立石一真氏と中村裕・医学博士の出会いにより、わが国初の福祉工場として「オムロン太陽株式会社」、1986年(昭和61年)に「オムロン京都太陽株式会社」を設立。


 以後も創業者の理念が受け継がれているようです。(詳細はオムロンホームページを参照


 こういう活動を知っているので、暴落でも平然としていられます。


 バイ&ホールドで長期投資をやっていく場合には、投資収益以外の価値観を持つことでホールドを続けやすくなると思います。







 個人的な見解ですが、社会福祉のあり方として「寄附」や「保護」という考え方は、あまり健全ではないと思っています。


 最近「アラビアのバフェット」という本で、サウジアラビアのアルワリード王子がスラムで施しをするシーンが書かれているのを読みました。


 イスラム圏の知人は、「うちは裕福だから貧しい人たちに寄附してあげています。」と誇らしげに語ってくれます。


 アメリカでもビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏が、雪だるま式に膨らませた資産を「寄附」すると聞いています。


 確かに、社会に稼がせてもらった利益を社会に還元するという行為は立派です。


 しかし、こういった「寄附」が富者からの単なる「施し」で終わるなら、施された側は救われません。


 施しは将来を保証するものではなく、多くの場合、そのお金はその場凌ぎに使われ、それがどこに行くかというと、巡り巡ってまた富者の懐に戻るだけの話でしょう。


 寄附される側が欲しいのは、将来誇りをもって生活できる環境であり、それに必要なのは「カネ」ではなくて「職」であり、そのための教育や訓練でしょう。(ゲイツ氏の財団は、このことをよく理解して活動していると聞いています。また、アルワリード王子もバフェット氏と交流があり、「寄附」のあり方については問題意識を持っていると思います。)


 「寄附」や「保護」は、「お前らカネやるから貧しいままでいろ」と言っているのと同義の場合も多いのではないでしょうか。







 昔、あるテレビ番組で日本人が貧しい地域に寄附をするのに、「カネ」ではなくて「乳牛(だったと記憶しています)」を贈ったという話が放送されていました。


 「乳牛」は乳を出し、乳製品の生産という「仕事(職)」を生みます。


 本来、あるべき「寄附」の姿を深く考えさせられました。


 オムロンがバックアップしている社会福祉法人「太陽の家」のモットーは、「世に心身障害者(児)はあっても、仕事の障害はありえない。身障者に保護より働く機会を。」です。


 僕はこういう理念の方が、共感できます。


 お金の働き先も、目先で増えそうなところより信頼できるところ、企業活動に共感できるところの方がいいと思っています。


 まあ、長期でみると、こういうところの方が投資収益も勝るはずという判断もあるわけですが。
 (;^_^A


 チャーティストがチャート判断を信じるように、ランダムウォーク信者がインデックスを信じるように、社会的責任投資は企業の活動を信じて投資するんでしょうね。







<金太郎さんからの注意点>

 「統計と実体の違いを意識せよ」という趣旨のコメントを頂いています。

 表面上の数字で満足せずに、実際にどのような理念に基づき、どのような扱いで障害者の方を雇用しているのか、真に意義ある投資となっているかは、常にアンテナを高くしておかないとならないようです。


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