株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 株価は相変わらずさえてない。


 そんな中、不安の裏返しなのか、金への投資が人気のようだ。


 金投資については、うちのバフェットじっちゃまが今年の株主への手紙で触れていた。


 投資を検討しているなら、以下の質問について考えてみるべきだろう。


 まず、現在世界にある金の総量を知っているだろうか。


 次に、その金がいくらに換算できるのかを知っているだろうか。


 そして、その金の換算額で、一体、どれほどのものが買えるだろうか。


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続きだよ


 バフェットじっちゃまによると、現在、世界の金ストックは17万メートルトン(1メートルトンは1000キログラム)。


 溶かして立方体を作れば、1辺が約68フィート(1フィートは30・48センチなので、20・73メートル)になり、これは丁度、野球の内野の大きさに匹敵する。


 通貨に換算すると、1オンスが1750ドルとして、9兆6000億ドル、1ドル80円として日本円で768兆円である。


 さて、このお金で何が買えるか。


 じっちゃまによると、まず年間2000億ドルの収穫をもたらすアメリカの全ての穀物畑を買うことができる。


 ちなみに、金からは何1つ収穫できない。


 さらに付け加えて、年間400億ドル以上と世界で最も利益を出すエクソンモービルを16社買うことができる。


 もちろん、金自体は利益も出さないし、それに基づく配当もなしだ。


 それだけ買った上に、まだ手もとに1兆ドルが残るそうだ。


 日本で最大の時価総額の会社はトヨタ自動車だけど、そのトヨタの時価総額は10兆円強。


 野球の内野の大きさの金の立方体で、76のトヨタが買える。


 ホンダやキヤノンなら、その倍以上だ。


 東証1部の時価総額は250兆円強で、日本を代表する株式会社が3社ずつ買えてしまう。


 さて、金にそれほどの価値があるだろうか。


 買い上げられて底堅い値動きをするものを価値があると考えるのは、質の悪い錯覚ではないだろうか。


 無論、刷り流されるお金で、今以上に買い上げてくれる人が現れるかもしれない。


 しかし、現れなければ、どんちゃん騒ぎはそこで終わりだ。


 値下りしたときに、自分は値下りした分を埋めるだけの加工技術、例えば、手持ちの金でものすごい時計を作り出せるとか、を持っているだろうか。


 価値と価格について考える、とても良い教材なので、よく考えてみるべきだと思う。