株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 家電メーカーが赤字連発。


 それも巨額だ。


 パナソニックに至っては、7800億円。


 何をやって、どのように巨額の赤字を積み上げているのかは、非常に興味のわくところ。


 1つは、テレビ、テレビで、韓国企業と不毛な競争を繰り広げ、疲弊してしまっていることだろうか。


 どの会社も、それでもテレビにはこだわりがあるみたいなんだけど、それならなぜにここまで韓国企業の躍進を許したのだろうか。


 ただでさえ苦境なのに、今度はアップルもテレビを出してくるなんてな噂がある。


 次世代のテレビが何なのかが分かれば、というある家電メーカーのトップの言葉も聞いたけど、またまたアップルに答えを教わることになるのかも。


 どの企業も、事業内容そのものは応援したいものばかり。


 なんだけど、経営状態が痛すぎる。 orz


 頑張って欲しい企業なんだけど……。





 ソニー君、新社長さんによると、前会長兼社長さんの素晴らしいリーダーシップで何とか踏ん張ってこれたんだそうで、違う人だったらもっと酷いことになっていたかもしれなかったとか。


 在任7年で最後の4期にトドメの連続赤字を叩き出すより酷いとなると、経営破綻していたかもしれないってことかな。


 そりゃ今の状態の方が、全然マシですがな。


 優秀なCEOに引っ張ってもらったおかげで、4期連続赤字程度で済んで感謝感激。


 高すぎるんじゃないかと思った報酬も、安いもんなわけですな。


 いや、有り難や、有り難や。


 ……ぐわわッ。


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続き


 経営者の評価は、何があろうと損益計算書の最後の一行、最終損益の数字が黒か赤かで決まるはず。


 株主に利益を残したか、損失を与えたかということだ。


 そうでなければ、株式会社なんて、資本を集めて、自分たちで適当に好きなことに使って、無くなりましたごめんなさいの単なる詐欺システムで終わってしまう。


 だからこそ、マトモな経営者なら最終損益の赤字だけは絶対に回避しようとする。


 これについては、村田製作所の2009年3月期が参考になる。


 リーマンショックの激烈な需要急減で営業赤字、税引前利益も赤字なのに、保有株売却による益出しで最終赤字だけは断固拒否していた。


 あまり褒められたものではないのだけれど、それでも経営者としての意識と執念は立派なもんだと感心してしまった。


 大切なお金を預ける経営者がどうであるのかは、決定的に重要なことだと思う。





 因みに、経営者との契約は、法律上は雇用ではなく委任契約である。


 この委任契約は、ローマ時代から無償、つまりタダ働きが原則。


 もちろん、それでは仕事にならないから、委任契約の代表例である弁護士契約では、委任する側が報酬として見返りに、受任者たる弁護士に自分の財産の一部を相続させていたという。


 このようなウラはあるものの、ローマ法以来の伝統では、委任契約は無償が原則であり、それは日本にも受け継がれている。


 報酬を受け取るということは例外であり、そのために本質的に求められるものは明白だ。


 ドラッカー先生も指摘している通り、マネジメントにとって重要なこと、報酬を受け取るために必要なことは「成果」を出すことである。


 株式会社の場合の成果とは、これ以上ないくらい明白であり、それこそが株主に帰属すべき最終利益に他ならない。


 だからこそ、株主は自分のお金を預けている人間が、自身の成果と報酬や進退についてどう対処するかをよく見ていなければならないのだと思う。


 日本のなあなあゆるゆるの雰囲気は、それはそれで好きな面もあるんだけど、それがあまりに上層部にはびこると、みんなが大迷惑を被る。


 赤字では法人税を納められず、公共のサービスに支障を来たし、雇用は脅かされ、社会不安は増す。


 それは本当に本当に良くないことだと思う。


 『戦略暴走』の著者である三品教授が、『どうする、日本企業』という本で、操業者から創業者へと経営者を入れ替えようという提案をされていた。


 漫然と場当たり的に業務を行い、未来も見えない、顧客も見えない、泥舟を漕ぐだけの操業者は必要ないし、抱える余裕ももうないはずだ。