前回の続きで、「さわかみファンド」の特徴について書いてみたいと思います。
まず、当然のことながら買付手数料は無料です。
信託報酬も年1・05%と低水準ですね。
なぜこのような設定になっているかというと、足利義政の妻・日野富子ばりの関所システムで手数料をふんだくる銀行を通していないからです。
で、最近の澤上さんのレポートを読むと(さわかみファンドに口座を開くと送ってきてくれます)、大要以下のことが書かれています。
銀行による間接金融の時代は終わって、貯蓄から投資への流れができつつある。長期投資で運用成果を上げている人を見て、この流れはどんどん加速するだろう。
だから郵貯や銀行も投信を販売している。
しかし、これは販売手数料や信託報酬の一部から証券代行手数料を得ること、つまり自らの儲けを優先した投信販売であって、顧客である預金者の資産を殖やして社会のために役立ちたいという類いのものではない。
つまるところ、こういった間接金融主体の経営は早晩行き詰まり、金融業界は10年後には一変しているだろう。
私も手数料などの中間搾取でしか儲けることができない経営は、早晩行き詰まると思います。
手数料を払わないで済む金融機関があれば、預金者はそちらに資金をシフトするでしょうしね。
私が、月5回までなら他行振込手数料が無料となる新生銀行やイーバンク銀行
(イーバンク銀行は給与振込口座の指定が必要)をお勧めしているのもこの観点からです。
話がそれましたが、このような考え方に立っているため、さわかみファンドのポートフォリオを見ると銀行の銘柄がぜ〜んぜん見当たりません。
銀行嫌いの配当金太郎さんにはピッタリのファンドというわけです。
さらにポートフォリオを見てみると、トヨタが組み入れ比率第2位ですね。
2006年10月31日付けで1・16%がトヨタ株となっています。
そして松下電器産業や三菱電機、三洋電機など、電気機器の業種が圧倒的に多いです。
これは太陽光発電などの次世代エネルギーへの転換を見越したものですね。
燃料電池を開発している自動車産業もしっかりと上位に名を連ねています。
全般に、モノづくりをしている企業の比率が圧倒的に高いです。
また、環境に配慮したモノづくりをしている企業の組入比率は、次世代エネルギーの需要を見越している以上、当然高くなっていますね。
京セラや東レ、帝人、面白いところでは、日本風力開発なんてのも入ってますね。
組入銘柄数は300を超えます。
分散投資効果もバッチリですね。
興味のある方は、さわかみファンドのホームページで組入銘柄や業種別の比率を見てみるといいでしょう。
長期投資の達人と呼ばれる人の運営する会社が、どのような銘柄を組み入れているのかは大変参考になります。
次に、運用の仕方でも特徴があります。
指標面で株価が割高になってくると、現金へのシフトを行って割安になるまで待つのです。
今年の始めがいい例ですが、株価がグリグリ上がっていた時に、さわかみファンドは割高になったと判断し、現金の比率を高くしていたそうです。
このやり方にも一長一短があり、皆が飛びついてグリグリと上がっていく局面で売ることになるので、株価上昇の恩恵が若干薄れます。
他方、その後の調整局面では大きな損失を出さないで済むというわけですね。
さて、大切なお金を預けて長期投資をするにあたって、このような安定的な運用と保有したままの運用と、どちらの方がいいでしょうか?
私なら迷わず安定的な運用をしてくれる方を選びます。
投資したとはいえ、お金がいつ入り用になるかもしれないですからね。
以上、さわかみファンドについて見聞きしたことを書いてみました。
次回は、運用成績や金太郎さんが実際に行った購入の仕方を書いてみたいと思います。
コメントありがとうございました。
さわかみさん、よく雑誌に登場されますよね。あそこまで、大きく構えられたらいいのですけど、、
ファンドもいいかも。。。
では。
すばらしいひとでした
ぼくの投資スタイルのもとになった人のひとりです
実際、300もの銘柄を1単元ずつ買い集めるとすると、もの凄い投資金額ですからね。
1単元ずつでは組入比率の調整も出来ませんから、実際はもっと巨額の資金が必要です。
自分の運用成績を上回るファンドを発見すれば、そちらの方がいいんですよね〜。
私は写真でしか拝見したことがないんですが、人の良さが風貌にも出ますよね〜。
理念のある人間が上に立つということは、非常に大切だと思います。
それも、しょうもない身勝手な理念じゃなくて、社会的責任を意識した理念ですね。
澤上さんは、そういう数少ないトップの1人なんでしょう。
好感が持てる話し方をする人だと思って、興味を持って彼の考え方を聞いていました。
それを見て感じた事は、実力のある人というのは一貫した考えを自信を持って貫ける人なのだと思ったのですが、その反面自分自身の中途半端さに落ち込みもしました。
まだまだこれから試行錯誤を繰り返しながら、生き残りを目指します。
う〜ん、やっぱり投信にしようかな(笑)
へこむことはないですよ〜!
澤上さんだって、色々な御経験の上に今の姿があるわけですしね。
60を還暦といいますが、還るのは暦だけでなくて人生もなんですよね〜。
そう、人生の周期は120年で考えられているんですね。
我々なんてまだ駆け出してもないですよ〜。
実際に選択するかどうかは別として、選択肢を持っておくのはいいと思いますよ。
投信は長期運用が基本なので、速効性のあるでかいリターンというのはなかなか望めませんが、後でボディブローのように効いてくると思います。
次の記事を読んで下さりませ。
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