株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 任天堂が急落した。


 3DSが不調らしく、広告宣伝費などの負担が重くて、第二四半期も赤字とか。


 第一四半期の赤字に続いて、半期赤字は初めてのことらしい。


 3Dよりも通信機能を充実させていることをアピールして、DSネットなんてなネーミングの方が良かったかも。


 2万5千円と携帯ゲームにしてはお値段が高く、3Dがどうでもいい自分にとっては、魅力を感じない商品だった。


 1万円の値下げをするようだけど、うまく普及するだろうか。


 業績連動の配当も中間配当は無配転落、通期でも100円程度に大幅減額。


 トヨタ自動車と同じく、一時の勢いはどこへやらで、ものの見事にこけてしまっている。


 ちなみに、株価が3万円近かった頃に、ここ30年で最も時価総額が増えた企業が任天堂だという話を日経の記事で読んだ。


 ゲーム市場という新たな市場を切り拓いてきた日本の優秀企業だけに、巻き返しに期待したいところ。


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続き


 そのゲーム市場は、新興SNS2社の勢いが強い。


 その流れに、既存のソフトメーカーがコンテンツを提供することで乗っかっているようで、コナミの株価が上昇していた。


 最近、バンナムのガンダムロワイヤルのテレビCMも見かけるが、ガンダムファンは確実に食い付きそう。w


 SNSはゲーム市場のすそ野を広げてくれてもいるわけで、ソニーや任天堂にとってピンチというわけではなさそうなんだけど……。


 もっとも、その勝ち組SNS2社も、任天堂の凋落を見て警戒されているという話が、日経新聞マーケット欄に出ていた。


 何かしらのキラーコンテンツを持っていれば、提供するハードやサイトがどう変わろうが、それに合わせて商品やサービスを投入すればいい。


 でも、そういったコンテンツのプラットフォームとなるビジネスは、当たり外れや競合相手の出現もあって、かなり難しいと思う。


 振り返ってみると、セガがドリームキャストで失敗してハード事業からは撤退し、パナソニックも3DOリアル(だったかな?)で失敗、バンナムもハード進出は大空振りに終わっていたと思う。


 うまくいったビジネスモデルを真似して参入しても、うまくはいかない例だ。


 任天堂に話を戻そう。


 岩田社長は早々と報酬額の減額(50%カット)を発表。


 非常に好ましく立派な態度だと思う。


 こんな当たり前のことが、立派に見えるのが悲しいが。


 保有企業の1社(とある鉄鋼会社と書けば分かるかな)が、株主総会で「(業績に比較して)社長の報酬が高すぎる」と株主から指摘を受けていたらしいが、任天堂の社長さんとは意識が異なるということだろう。


 最近の報酬額はほぼ同じだったはずだ。


 報酬の問題には、社長さんの意識や公正さが特に顕著に反映されていそう。


 別の保有企業の1社は、赤字のくせに今年も宝くじを当てたような額だった。orz orz orz





 日経新聞の1面に、長期投資に背を向ける個人投資家の記事が連載されていた。


 これだけ株価が低迷していれば、無理もない話だと思う。


 もっとも、だからこそ長期投資だと考えているわけでもあるが。


 逆に長期投資だと考える個人投資家が増えている時は、株価も上がってしまったときだろう。


 そこは絶好の投資ポイントではないはずだ。


 指数を構成する個々の日本企業に目を向ければ、残念な企業が多い。


 住商の想定する資本コスト7・5%は、10年複利で2倍程度になる数字。


 大方の株主さんも、このくらいは「最低限の」リターンと考えていると思う。


 景気に左右される事業なら、好調な時に15%程度の資本効率が必要だろう。


 ところが、日本企業全般に景気に左右されるくせに、好調時でも10%程度の資本効率もない。


 赤字は不景気なら当然といった感じで出すところもある。


 株主目線で経営されている良い事業というのは、あまり多くはないように思う。


 ただ、株価としては、それを反映したものになっている。


 20年間で長期投資の成功体験がないのは、単に実力以上に買われ過ぎていただけだからで、相応の値段以下に落ち込んだ現在、心配する必要はないと思っている。


 実際、それが分かっている外国人は、短期売買に走る日本の個人投資家を尻目に日本株を買っている。


 株価が大きく下落している魅力的な経営者に率いられた良い事業は、頑張って買っておきたい。





 配当利回りランキングに、大きな変動はなかったと思う。


 将来を見据えて買収を行った医薬品各社、資源権益を握る総合商社は引き続き注目している。


 ただ、個人的には頑張って買った企業ばかりで、お腹一杯なので様子見。


 必ずしも利益が出ているわけではないが。w


 あえていくなら、出遅れ気味の武田かな。


 それより、突っ込んできた任天堂を1万円割れを視野に入れながら、コツコツといっておこうかなと考えているところ。


 必ずしも自分の考える良い事業ではないんだけど、次のヒットを見据えて。