株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 エーザイより毎年恒例の分厚い株主総会招集通知が届いた。


 買収で株主資本比率も低下しているが、その分財務レバレッジが効いて、2010年度の株主資本利益率は16・4%。


 配当も維持で頑張ってくれている。


 気になる今後については、新たに中期経営計画「はやぶさ」がスタートする。


 2015年度までに、営業利益率は25%超、株主資本利益率は20%以上、株主資本配当率は8%以上を目指すそうだ。


 なかなかに野心的な目標で頼もしい。


 宇宙探査機の名前にちなんだ計画のようだ。


 遥か彼方まで株主を運んで欲しい。


 でも、はやぶさのようにもとの場所に戻ってくるのは、ちょっとイヤ。


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続き


 エーザイに限らず、資本効率の改善を目指す企業が散見される。


 少し前にも、ローソンがROE20%を目指すという記事を見た。


 資生堂は15%。


 コマツは20%以上を目標にしている。


 このあたりの意識の変化は、日本企業を見るときに注意しておきたいところ。


 明確な目標を掲げて企業価値の向上に取り組むところが、次々に出てきているのだと思う。


 コマツの坂根会長の著書「ダントツ経営」で触れられていたけど、日本のものづくりは円高でも競争力を保てるほどに強いそうだ。


 利益が出ないのは円高のせいもあるけど、必要な痛みを伴う改革ができずに固定費がかさみ、ジリ貧になっている面もあるとのこと。


 固定費をなんとかしなさいという話は、この本で何度も書かれていた。


 必要な痛みを伴う改革は、やれないとなると高い報酬を払って、しがらみのない外国人を読んできて大リストラということになるだろうか。


 残念ながらそれでダメ企業から脱皮しても、普通の企業になるだけで優秀企業に化けるわけではない。


 もう1つ、利益を生むための差別化された製品により、顧客を囲い込む高い城壁を築く必要があるのだろう。


 コマツでも研究開発費には手をつけないで頑張ったそうだ。


 コマツのような企業が次々出てくると、雰囲気もずっと良くなるはず。