株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 新型蓄電池の開発報道で、住友電工が跳ねた。


 超伝導以外にも、こんな隠し球を持っていたとわ!


 我が投資先ながら、底知れぬ技術開発力にちびりそうである。


 さながら、魔球を次々と繰り出すダルビッシュ投手のような感じ。


 実に頼もしい。


 この手の技術の新開発報道は、材料視されて株価が上がることが多い。


 株価が上がるのは嬉しいが、この新技術が実際に世の中の役に立って、どの程度の利益をもたらすのかということが重要だ。


 実際、日本企業は星の数ほど素晴らしい技術を持っているのに、なかなか利益に結びつけられない。


 社会的な需要に応えられる形で技術を開発しないと、宝の持ち腐れだ。


 住友電工の技術が、きちんと世の中のお役に立って、将来的にきっちり利益を出せると嬉しい。


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続き


 ところで、住友電工の松本社長は、事業ポートフォリオの分散が重要ということを仰っている。


 我慢して育成した自動車用電線が、他の事業が不調な時に利益を出して役立ったという経験によるものだと聞いている。


 これは一見、分散を勧めているようにも見えるが、実際のところは少し違うような気がしている。


 住友電工の事業ポートフォリオは、電線、自動車用電線、光ファイバーといった感じで、中核事業の領域を外してはいない。


 つまり、分散が重要だからと、不動産ころがしやゴルフ場経営をてがけるのとは本質的に異なる。


 ここでいう事業ポートフォリオの分散とは、本業の周辺領域で将来の柱となるような新規事業を育成できるなら、積極的に進出して事業の強化を図るということだと理解している。


 こういう形の分散は歓迎できる。


 実際、優秀な企業は、中核事業の周辺部で新規事業を育成していくのも上手。


 要は、自分たちのできることを理解し、利益を出せるかどうかの判断をきちんとし、世間の浮ついた雰囲気に乗って儲かりそうなところへ飛びつかなければいいのだと思う。





 ちなみに、いろいろと経営を見ていて、こういうのはちょっとと思うこと。


 他社がやったから自社もやる、隣の芝は青い横並び経営。


 よく理解していないと思われる事業領域への大ジャンプK点越え進出。


 資本の論理に物言わして強制的従属を迫る、買収しても従業員さんがやる気なくしてそうな敵対的買収。


 リスクを積極的にとります、リスキー経営。


 株主がどこに位置づけられているのか不明、資本コスト以下の利益を目指して頑張る公益社団法人経営。


 もっとダメな赤字経営、さらに究極、赤字なのに高額報酬の大ドロボウ経営。


 バフェットじっちゃまは、「本当に儲けている事業をたくさん知るほど自分は賢くない」と謙虚に語っておられるが、よ~く事業や経営を見ていると、なんとな~く言葉の意味が分かってくる。