株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 またまたおもろい本を読んでしまいました。


 合理的市場という神話という本で、ウォール街と投資に関する歴史をつづった本です。


 効率的市場仮説をめぐる様々な人々が登場します。


 バフェットじっちゃまも登場します。


 大御師匠のグレアムも登場します。


 市場についてのお話なのですが、個人的にはむしろバフェットじっちゃまやグレアム大御師匠の投資をより理解するのに役立ちました。


 バフェット本を読んでいても、バフェットじいじやマンガーじいじの発言の意味するところが今一つ分からない部分もあったのですが、この歴史書をひもとけば、その時々の資本市場で起きた問題点が分かり、発言の趣旨がよりはっきりします。


 もっとも、肝心の効率的市場仮説についての結論はいまだ出ずじまい。


 この本の著者も、第一に、市場を打ち負かすことは難しく、自分で投資するなら市場はあなたよりも頭が良いという前提に立つことが、ただ1つの賢明な出発点になること、第二に、市場に勝つ方法を考えついたら、自分と同じことを誰もしていない理由を説明するモデルが必要になること、の2点を指摘していました。


 この書き方からすると、著者も効率的市場の信者さんのようですね。


 第一の前提に立ってしまったら、もはや市場に投資するしか方法が無くなる気がするんですが。w


 ともあれ、ウォール街の歴史、投資家の歴史、経済学の演じた役割などの他、自分が知らず知らずのうちに巻き込まれている思想や信仰の背景を知るうえでも、とても良い本です。


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