株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 いつぞやの日経新聞で紹介されていた貨幣進化論という本に興味を持ち、読む機会が持てたので読んでみたら、これが大ヒットで大変におもしろかったです。


 サブタイトルが、「成長なき時代」の通貨システムということで、現在の日本の状況を憂慮し様々な提言が書かれています。


 もっとも、その議論を行う前に、「貨幣とは何なのか」を考えるため、架空の島国をモデルにして貨幣の発生から消滅までを描き、さらに、現実の世界での貨幣や通貨政策の歴史がきっちりと解説されています。


 これが大変に勉強になります。


 かのニュートンが大損こいて、「群集の狂気ばかりは計算できない」と嘆いた南海泡沫事件についての解説もありました。


 ケインズの唱えたバンコールという国際決済通貨の仕組みについても解説されていました。


 バンコールという言葉は、目にしたことはあったのですが、実際の仕組み(大きな経常黒字国にも大きな経常赤字国にも罰金を課して安定を図るといった内容)までは知らなかったので、改めてケインズの発想に感心しました。


 ただし、著者の岩村教授の御意見だと、導入されていたら失敗した可能性が高いとのこと。


 他にも、たくさんの「へぇ~」が詰まっていて、為替や通貨について参考になること多し。


 日本のデフレについても、日本人の特殊性から論じられていて、おもしろい見方だなと感心してしまいました。(実際の内容は読んでみてちょう。)


 内容的には専門用語もたくさんあって、やや難しいかもしれませんが、分かるところだけでも読んでいけば、きっと為替や通貨に対する新たな見方を与えてくれると思います。


 FXやってる方だと、感じることがもっと多いかもしれませんね。


 お勧めの本です。


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