株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 ポートフォリオを眺めつつ、ついついやってしまうことがある。


 含み益が出ている銘柄は、それがどんなにダメ企業であっても、自分にはとっても満足できる良い企業だという感情的な評価だ。


 逆に、含み損を抱えている銘柄は、それがどんなに優良企業であっても、株価が上がらない悪い企業だという評価をしてしまいがち。


 悪いのは高値で買ってそのままにしている自分なのだが、そこは人間なので他に責任を転嫁してしまいがちである。w


 株価ではなく業績で考えるようにすると、客観的な評価に近付くと思う。


 トヨタ自動車ですら大赤字の御時世である。


 赤字を出さずに踏ん張っている企業は、それだけでも評価して良いと思う。


 さらに住商のリスクリターン経営を拝借して、自己資本に対して7・5%以上の利益を継続して確保している企業は、安心して長期保有しておける良い事業であるという評価もできると思う。


 因みに、7・5%は住商が考える最低限の資本コストであり、継続的にこれを上回る利益を出す事業を経営安定化の柱として事業ポートフォリオに組み込んでいる。


 もう少し話を進めて、この最低限の資本コストを3年待っても上回ることのできない事業は、悪い事業なので縁切りして撤退するという判断もできる。


 商社のビジネスは分散投資と同じで、放っておくと際限なく広がっていく。


 手広く事業を拡げた結果、不採算事業を多く抱えると、それが経営の足枷になるので、社内できちんとこういった撤退の基準も決めているようだ。


 これは見習っておくといいと思う。


 良質の事業ポートフォリオをつくることと、良質の投資ポートフォリオをつくることは、根底において同じだろう。


 商社と違って、柔軟にポートフォリオを組み替えられるのは個人投資家の強みではないだろうか。


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