株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 偉大な経済学者がこの世を去った。


 数学を駆使して緻密な経済分析を行い、新古典派経済学とケインズ経済学を合わせた理論を構築し、世界の経済学教科書の標準をつくってしまった偉い学者さんだ。


 晩年は金融工学に対して批判的だったらしい。


 そういえば、同じように数学を駆使して経済分析を行った宇沢先生という偉い学者さんも、NHKの特番のインタビューで、数字をもてあそんで人間性のない金融工学に激怒していらはった。


 金融危機の余波の残る中、どういうお気持ちで逝かれたのか。


 いつだったか忘れたが、新聞の広告欄か何かでサミュエルソンじいじの対談が出ていて、大昔の大恐慌の時の話をされていた。


 大恐慌が終わって経済が上向きはじめ、戦争の足音が聴こえてきたときに軍需関連の企業を買ったと仰っておられたように記憶している。


 もしバフェットじいじが投資家として存在していたなら、大恐慌の真っただ中を買い進めていただろう。


 この辺りが不透明感を好む超一流の投資家と不透明感を嫌う経済学者さんの違いなのかなと、興味深かった。


 サミュエルソンじいじが生きたこの一世紀で経済学がどれほど進歩したのかは、ちと分からない。


 こういった金融危機に際しては、貿易の自由を制限したり金融の引き締めを行ったりしてはいけないという共通認識を持つには至っていて、それが進歩だといった話もどこかで読んだ。


 「え、それだけっすか?」と思わず突っ込んでしまいたくなるような評価だが、まだまだ発展途上の学問なのだろう。


 経済学とは、皆が幸せになれる良い仕組みを一生懸命考える学問だ、というのが今までに出会った一番納得のいく説明だ。


 もう20年も不幸のずんどこどっこいの日本に、そういった仕組みを理論的に説明できる偉大な経済学者さんが現れるといいのにと思う。


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