株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 金融危機も不況もなんのその。


 印象に残った企業を数社。







ファーストリテイリング

 強力な経営者がいると、事業内容がありきたりのように見えても凄まじい成績を残す良い例かも。そこらのハイテク企業など話にならない。会社は多くの人の集団である以上、誰がリーダーになるかは極めて重要。この点でも、良い参考例だ。



ニトリ

 これまた、素晴らしい経営成績を残す、家具屋さんなのに革新的な企業。やっぱり株価も「お値段以上」だった。5000円の時に、チャンスなんだろ~な~なんて考えとる間に7000円をぶち抜いていった。円高は、海外で生産をして国内に持ち込むビジネスモデルには追い風。



ABCマート

 これまた1800円の時に、チャンスなんだろ~な~なんて考えとる間に、2500円に乗っけていった。一見、ただの靴屋さんだが、叩き出す数字はそこらのハイテク企業が束になってもかなわないほどエグイ。



 ファーストリテイリングとニトリの特徴として、事業内容が難しくない上に、製造小売であることがあげられると思う。生産から消費者の元に製品が届くまで、一貫して関わり他人任せにしないというのは高収益の基本かも。ABCマートも他社ブランドの小売だけでなく、自前でブランドを抱えていたように記憶している。「製造小売」というキーワードは、抑えておくとよいように思う。(自前で工場を持たない「ファブレス」というキーワードも重要だと思う。)



大黒天物産

 さわかみファンドは金融危機の途中で全株放出したが、凄まじい安さで日常品を売るスーパーマーケットを展開し、不況耐性が鬼のように強い(というより、不況が追い風)。四季報には一時「販管費率が米ウォルマート並み」と書かれていた記憶がある。ウォルマートのウォルトン一族ってば、バフェットじいじより金持ちらしい。ウォルマートは、近年最も成功した事業かもしれない。この会社もウォルマート並みに伸びるか。株価はVの字。優待の果物は大したことはないだろうと思っていたら、岡山の最高級品の葡萄。美味。



日本電産

 不況の直撃を受けても、社長自ら大きな減俸を率先して提示し、労使交渉で素早く妥協点を見出し賃金をカット。固定費を圧縮して不況耐性を高めると、態勢を立て直してすぐに攻めの経営に転じていた。この会社も強いリーダーに率いられた優秀な企業だと思う。悲願の京セラ抜きも一歩前進か。



 これらの企業からは、大事な視点を提供してもらった気がする。


 ハイテクだろうがローテクだろうが、大企業だろうがそうでなかろうが、内需型だろうが外需型だろうが、良いものは良い。


 投資を始めた頃は、ハイテクだから儲かるだろうとか、大企業だから安定しているだろうとか、本当に偏見が多かった。


 こういった偏見なしに、虚心坦懐に事業と経営を見た方がよいと思う。


 それから、全て専業に徹していて、あれやこれやと手を出していない点。


 儲かりそうな事業へやたらと進出するのではなく、守備範囲を絞り、得意の分野でいかに稼ぐかをよく考えていると思う。


 負けず劣らずの企業は他にもあると思うので、気を付けておきたいところだ。


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