株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 2009年7月28日付、日経新聞16面より、時価総額1000億円以上の予想高配当利回りランキングを書き留めておきます。


1  平和          4・8
2  任天堂         4・7
3  武田薬品工業      4・7
4  オンワード       4・5
5  日本オラクル      4・4
6  エーザイ        4・4
7  大東建託        4・3
8  小野薬品        4・2
9  東燃ゼネラル      4・1
10 ローソン        4・1

11 NTTドコモ      3・8
12 新日石         3・7
13 みずほFG       3・7
14 イオンクレジット    3・6
15 パーク24       3・6
16 アステラス製薬     3・5
17 昭和シェル       3・5
18 第一三共        3・4
19 スカパーJ       3・4
20 資生堂         3・2

21 日本製紙グループ本社  3・2
22 キヤノン        3・2
23 イーアクセス      3・2
24 損保ジャパン      3・2
25 NTT         3・1
26 山武          3・1
27 キョーリン       3・1
28 東北電力        3・0
29 カシオ         3・0
30 HOYA        2・9


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 順位の下の方が、ちょこちょこと入れ替わって賑やかになってきました。


 上位陣は、おいてけぼり感が漂っています。


 キヤノンが今期予想利益の上方修正を行っていたと思いますが、いつまでここに名前があるでしょうか。







 ここには名前がないのですが、伊藤園の優先株式というものが存在します。


 伊藤園は緑茶のトップブランド「お~い、お茶」の製造元で、時価総額も1000億円以上ある企業さんです。


 普通株式の方は2・5%程度の配当利回りですが、優先株式の方は前期実績年間配当が48円で現在の株価が890円ですから、5・39%の配当利回りです。


 仕組みを調べてみましたが、基本的に議決権の有無以外には普通株との大きな違いがありませんでした。(参考:伊藤園ホームページの説明


 配当は業績不振などで未払いとなると累積していって、次の期に優先的に受けられるようになります。


 イメージとしては、普通株式と債券の中間といった感じでしょうか。


 優先株式は、会社ごとの制度設計によって条件が変わってきますが、基本的には、議決権がない代わりに普通株よりも利益配当の面で優遇されていると考えておけばいいでしょう。


 といっても、まだ伊藤園だけのようですが。


 アメリカのグーグルは、他人のカネで資本を握り、でかいツラして会社経営に口を出してくるファンドの影響を避けるため、この議決権のない株式を流通させているようです。


 今後、こういった議決権のない株式のみを上場した上で株式市場の評価を仰ぎ、マイペースで経営していくといった、グーグルのような形態も出てくるかもしれませんね。


 伊藤園の本庄社長(会長だったかもしれません)が優先株式を発行した経緯も、このような形で上場したい企業に対して先例を作って道を開いておいてあげたいとの考えによるものであったと、日経新聞で報じられていたと思います。


 まあ、発行後に優先株で増資をしましたので、主たる理由は、変な株主に議決権比率を高めて欲しくなかったというのが本音かもしれませんが。w


 このように、会社の資金調達の多様化に貢献するというのも、優先株式のメリットの1つです。


 伊藤園の優先株式が普通株式より安くなっている最大の原因は、流動性にあると思っています。(日経新聞でもチラと指摘されていた記憶があります。)


 市場での流通量が少ないために、機関投資家などの大口の投資家が、いざ売りたい時に値がつかないという事態を恐れて買えないというわけです。


 さて、全くもって売る気のない、企業と命運を共にする覚悟のある株主にとって、このような理由で放置されているものは、鬼のいぬ間の洗濯、やってくる前に済ませておけ。


 金太郎さんも、優先株、有り難く出資させていただいております。


 株主優待もついてきますので、なかなかに美味しいですよ。


 ちなみに、今年は缶入りのジュースやお茶のセットと、破格の安値(30%引きだったかな)で伊藤園の製品が買える特典でした。


 ご参考までに。