株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 日経ビジネス2009年5月25日号の「敗軍の将、兵を語る」に、S○Sの社長代行が破綻に至った経緯を寄稿されていました。


(物欲消滅というタイトルの号です。)


 ひとごとではないので、思わず熟読。w


 ハーバードビジネススクールのご卒業なんですね。


 金太郎氏は、ここの卒業者には痛い目にあわされっぱなしです。ww


 一体、何を教えているのか、興味はあるのですが、いかんせん入って確かめるには脳みそが足りません。w


 でも、ふ○ちんでのビジネスのやり方ではないか、との想像はしています。


(想像ですがかなり自信を持っています。そのためにどんな訓練をしているのかは、非常に興味のわくところです。バフェットじいじも盟友のマンガーじいじも、投資にロケット科学者のような頭脳はいらないと口を酸っぱくして言っています。ビジネスも同じで、ハーバードビジネススクールを主席で卒業した人間と、バークシャー傘下のネブラスカファニチャーマートを創業した故ミセス・ブラムキン(移民で、まともな教育も受けられなかった人です)のどちらがビジネスをうまくやれるかと聞かれたら、ミセス・ブラムキンだというのがバフェットじいじの考えです。金太郎氏もそう思います。)


 話が逸れまくりましたが、内容は大変示唆に富むものでした。


 いつも読んで下さっている方は、是非、読んでみて下さい。


 資金繰りに窮していく様子が生々しく語られています。


 まだ200人の従業員さんの再就職が決まっていないとのことで、早く何とかしてあげて欲しいです。


 どこか半導体関連で余裕のあるところはないんですかね。


 さて話を本題に戻して、以前、金融危機の最中に社長交代劇があって不安を感じたという話は書きました。


 その時は、創業者が会長として後ろに控えるのだから大丈夫だろうという思いがありました。


 ところがどっこい、実際は創業者が体調を崩されての交代だったようです。


(もちろん、こんな話は事業報告書には報告されていませんでした。このように、基本的に事業報告書には悪い話は書かれません。)


 そのことが経営の機動性に影響したかもしれないという反省の弁も述べられていました。


 ここでまず一点。


 創業者や長期政権を担ったカリスマ経営者が引退する時に注意。


 事業継承のための準備が完璧に進んでいて、すぐに代わりが勤められる人間を育てていればいいのですが、今回のように同族若年のトップとなると、代替わりの時期を相当吟味しておかないと荷が重すぎるということになりかねません。


 というより、自分がいつ倒れてもうまく回るようにしておくことは、経営者の最も大事な仕事の1つ。


 バフェットじいじも傘下企業のトップに、何かあったとき誰に事業を任せるのかを書面にしておくよう指示し、自身も後継者を書いた紙を密かに保有しているようです。


 結果論ですが、今回、代替わりにかなり問題があったように感じています。


 次に、繰り返し語られている資金繰りの逼迫。


 しかし、これは、売上高の変動が大きく赤字体質で、借金に頼らなければ事業継続ができないビジネスモデルしか築いていなかったことの裏返しではないかと思います。


(借金に頼るとなると大事なのは金融機関でしょうが、バブル崩壊この方、頼りになる金融機関があったでしょうか。きちんと税金を納めている頼りになりそうな金融機関ほど、このようなリスクの高い貸出先は選んでいないのではないでしょうか。ちなみに主要大株主には、み○ほコーポレート銀行、南○本銀行の名前がありました。見捨てられちゃったのね~。名前は忘れんどぉ~。)


 この手のビジネスをやるのであれば、分厚い自己資本に極限まで切りつめた固定費、さらに業績の変動を抑えるような安定的な収益源の育成が必須なのだと思います。


 さらに、金太郎氏が魅力を感じた太陽電池製造装置については、この社長代行が収益源の多様化のため、先を見据えて育成しようとしたビジネスだったようですが、技術陣との連携がうまくいっていなかった様子がうかがえます。


 結果、開発も遅れてしまったようです。


 開発と販路構築をもっと早くやっておけば、主力事業の売上高の蒸発にも対応でき、このような事態は避けられたかもしれません。


 とかく新しい事業へ進出するとなると反対にあうものですが、その反対が命取りになった感じです。


 最後に、金太郎氏の反省から一言、「身近でうまくいっているビジネスを探しましょう。」


 無論、これからもうまくいく保証はありませんが、少なくとも「自分が必要とし、不特定多数の人からも必要とされ、継続的に黒字を確保している事業」であれば、今回のような最悪の失敗は避けられると思います。


 うまくいきそうな事業を育成しているからといって、本業の方が頼りないのでは本末転倒です。


 株式投資で夢を買うのはいいのですが、夢に賭けるならその夢を叶えてくれる企業体は吟味すべきでした。


 もちろん、これはビジネスや投資をほとんど理解していなかったことに原因があります。


 この意味で分散投資は正しい面もありました。


 少なくとも、潰れる企業への集中投資は避けられたからです。


 以上、地獄への行き方を熟知するための1つの参考例でした。


 ちゃんと生かしてねん!


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