株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 2009年6月6日付日経新聞13面「大転換」に、種をまいた経営者ランキングが出ていました。


 記事によると、10年前に「株式時価総額を増やした」と評価された大手企業の3分の1しか、その後の10年も時価総額を伸ばした企業はなかったそうです。


 経営者交代などのイベントをこなしながら、継続して企業価値を上げていくことの難しさがうかがえます。


 他方で、10年前に低い評価だったけど、その後時価総額が増えた企業は約4割だったそうです。


 こちらの方が、若干多いですね。


 もちろん、10年前に高い評価でその後も時価総額を伸ばし続けた企業もありました。


 時価総額はその時の企業の人気にも左右され、良い事業に良い経営者の組み合わせでも過大な期待感から異常に高いことがあります。


 他方で、普通の事業がこけてヒキガエルの値段で取引されていれば、ちょっと目端の効いた経営者が問題を解決するだけで普通の事業に戻すことも可能です。


 この場合でも時価総額の増加は平均を上回ることが可能でしょう。


 一概に時価総額の増減で経営者の良し悪しは分かりませんが、それでも参考にはなりました。


 特に、継続して時価総額を増やし続けている以下のランキング上位企業は、注目してよいと思います。







1  任天堂
2  塩野義製薬
3  信越化学工業
4  日本電産
5  テルモ
6  アイシン精機
7  キヤノン
8  キーエンス
9  ファナック
10 スズキ

※時価総額増加率などの細かい数字や経営者の名前は記事を参照してみて下さい。







 任天堂と塩野義製薬以外は、さわかみファンドが保有してくれています。


 信越化学工業の金川じいじと日本電産の永守のおじさん、スズキの鈴木じいじは、今も継続して陣頭指揮をとっていらっしゃいます。


 間違いなく名経営者です。 (≧▽≦)b グッジョブ


(このうち日本電産の永守のおじさんは、オムロン創業者・立石一真さんが目をかけていた経営者です。今回、金太郎氏もオムロンをちょこちょこ買い下がる中、途中で気が付き手を回して買おうと思っていたのですが、押し目待ちに押し目なしで、ああっという間に上がっていきやがりました。今回の金融危機で一番の失敗になるかもしれません。継続的に企業価値を高めていく企業を破格の安値で手に入れられないことは、企業が潰れて無くなる以上の痛手です。なぜなら、前者の生み出す利益に上限はなく、後者の損失は出資額に限定されるからです。)


 どの事業も景気変動の直撃を受け、かなり難しい舵取りを要求されると思いますが、赤字も出さずに凄いです。


 金太郎氏も出血大サービス中の保有企業を見ながら、改めて感心しきりのところです。


 良い赤字、悪い赤字なんて言われていますが、株主からの大切な大切な預かりものである資本を食い潰しておいて、良いも悪いもありません。




 ストップ、赤字!




 続いて、評価が悪かったけれど、種をまいた経営者によってこの10年で時価総額が上昇した企業のランキングです。







1  伊藤忠商事
2  中外製薬
3  三菱商事
4  住友金属工業
5  コマツ
6  日産自動車
7  丸紅
8  三菱自動車
9  クボタ
10 小田急電鉄







 1位は伊藤忠商事、経営者は丹羽会長です。


 三菱商事、丸紅もランクイン。


 総合商社は、王子様がヒキガエルのお値段で取引されていたのではないかと思います。


 ちなみに、時価総額の増加率でいうと、継続して時価総額を増やし続けている企業よりも高かったです。


 これが価値と価格の差というものだと思います。


 王子様を王子様として迎えることと、王子様をヒキガエルの価格でお迎えすること、価値と価格に大きな差がついているのはどっちでしょうってことです。


 金太郎氏がお勧めするのは、王子様をヒキガエル(できたらゾンビ)の価格でお迎えすることです。


 今回の金融危機、王子様をゾンビに近い価格でお迎えすることもできたのではないでしょうか。


 ただし、本当にゾンビだったら大変ですよ~。


(↑ 金太郎氏もゾンビを飼っていますよ。キスしてゲロゲロと鳴くだけならまだマシです。こっちの生気まで吸い取られます。ww)


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