株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 2009年4月28日付、日経新聞第13面の「一目均衡」に、最上級格付け企業についての記事が出ていました。


 うちのバフェットじいじが出資したGEも最上級格付けを滑り落ち、スタンダード・アンド・プアーズによるアメリカの最上級格付け企業は、1980年の61社から以下の5社のみになったそうです。



 エクソンモービル

 マイクロソフト

 ADP

 ジョンソン・エンド・ジョンソン

 ファイザー



 これに対して日本では、三国事務所という格付け会社により以下の企業に最上級格付けが与えられているようです。


(ホームページの共同通信社掲載コラムは勉強になりますよ。)





 信越化学工業

 花王

 武田薬品工業

 ファナック

 トヨタ自動車

 ホンダ

 キヤノン

 大日本印刷

 セブン&アイ・ホールディングス



 1983年には、最上級格付けは日立製作所とパナソニックの2社だけだったそうです。


 記事では、アメリカで流行した、負債によるレバレッジに頼ったROE重視の経営モデルが見直しを迫られ、この先、日米企業の再々逆転もありうるとの指摘がされていました。


 格付けの基準や判断の違いもあるのでしょうが、最上級格付け企業の数の逆転現象は、これを先取りしていると言えなくもありません。


 もっとも、負債に頼らずに高いROEを達成しているアメリカ企業もたくさんあります。


 日本の高い技術力が、人々に本当に必要とされるものを生み出せず、高収益に結びつかないのであれば、逆転はそう簡単なことではないでしょう。


 でも、期待は大きいです。(金太郎氏は、日本企業に大きく張り込んでいます。頑張ってもらわないとシャレになりません。w)







 30年近く前の最上級格付け企業2社がランク漏れし、現在では赤字に苦しんでいることは印象的です。


 トヨタ自動車といえども、油断すれば明日は我が身となるかもしれませんね。


 見事にこけている同社については、「身の丈にあった経営をしなかったから」などという批評も聞きます。


 が、個人的には、世界で最も成功しているとされる世界一の自動車メーカーに対し「身の丈」を説く、その批評の「身の丈」の方を心配しています。







 長期投資との関係で言えば、最も重要なことは価値と価格の差を見つけることだと思うので、格付け情報は参考程度で良いと思っています。


 ただ、難しいことを行うのを避けるという観点からは、最上級格付け企業を中心にポートフォリオを組み、売られている時を狙ってガンガン買っていくという方法が良いのでしょう。


 うちのさわかみファンドには、最上位格付け企業が全て組み込まれています。


 ほとんどが上位組入銘柄です。


 投資先や資金配分を決める上で、その投資が優秀堅実な企業に行われているのか、そうではないのかは、意識しておくといいのかなと思います。


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