株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。
株は配当金を狙って


 SRI(Socially Responsible Investment)とは、日本語では社会的責任投資と呼ばれ、CSR(Corporate Social Responsibility)、即ち、企業の社会的責任の遂行状況を考慮して行う投資を意味します。


 従来は、企業評価と言えば企業財務を分析するだけで終わっていました。


 しかし、この方法だと金儲けだけを優先し、社会的に通用しない企業活動を行う会社に対しても、業績が良いというだけで投資してしまうことになります。


 これでは、事故や不祥事などで株価が大暴落してしまうことになりかねません。


 そこで、従来型の企業評価に加えて、法令遵守が為されているか、企業倫理は確立しているか、環境問題への取り組みはどうか、雇用問題への取り組み方はどうか、消費者への対応はどうかといった、企業活動の社会性を加味して企業を評価・選別し、安定的な収益を目指す投資手法が欧米を中心に普及することとなりました。


 これがSRI、社会的責任投資と呼ばれるものです。


 これは、実際に企業責任に着目して長期間で株価の動きを追ったところ、社会的責任を果たしている企業の方が結果的に値上がりしていたという分析が元になっています。


 また、環境面や倫理面に配慮した方がいいという株主の意識の高まりも、SRIの考え方を後押ししています。


 エコファンドやSRIの対象企業に投資する人が増えることによって、相対的にSRIの対象となった企業の株価が底上げされる好循環を産むというわけです。






 理解しようと思ったら、具体例として我らがトヨタとアメリカのGMを考えてみればいいでしょう。


 GMは利益率が高くてカネ儲けになるでっかいRV車ばかりを作っていました。当然、燃費のことなどはおかまいなしです。


 一方、トヨタはいち早く環境問題に対応し、エコカーのプリウスを始めとする燃費の良い車をコツコツと販売してきました。


 中東情勢悪化でガソリンが高騰して、両社の業績はどうなったでしょうか?


 GMは、自分のことは棚に上げて、円安へ導こうとする日本政府の為替介入などを批判していましたが、ニューヨークの人達は冷静に自国企業である同社の経営のマズさを指摘していました。


 もっと近いところでは、ライブドア。


 トップが「稼ぐが勝ち!」などと、金儲けに特化した考え方を披露していましたね。


 もちろん、パリーグ6球団の維持や若い人の起業を助けるなど、良い面もたくさんありました。


 しかし、根本となっていたこの考え方は、倫理面や社会面から見てどうだったでしょうか?


 これらは、SRIの手法の有効性を知る良い例だと思います。






 SRIは、最近、しんえもんさんのブログでも第10回の株大喜利で取り上げられましたね。


 楽しい語呂合わせがたくさん応募されていましたよ。


 勉強にもなるブログなので、笑いと勉強のどちらも取りたい欲張りさんは、是非行ってみて下さいね~。






 ということで、長期投資を行う際には、SRIという観点も加味してみるといいでしょう。


 環境に配慮したモノづくりをしているのは、どの企業でしょうか?


 トップのモラルが高い企業は?


 逆に、金儲けだけを考えて、弱い者イジメをしている企業はありませんか?


 環境のことなど、金が儲かればおかまいなしのような企業は?


 トップが、「稼ぐが勝ち!」なんて言ってませんか?


 本業以外のところへ偉そうに顔を出して、モノを語っていませんか?


 判断するのは、自分自身です。


 結局は、自分自身の人間性が問われる投資手法なんでしょうね。


 私も個別銘柄の研究で、このSRIの観点も取り入れた分析が出来るよう心掛けたいと思います。


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コメント
この記事へのコメント
企業倫理は非常に大切だと僕も思います。
確かに資本主義社会では金儲けできなければ生き残れないのかもしれませんが、金儲けが出来て更に社会に貢献できるというのにとても魅力を感じます。

そういった意味でいいますと、若い経営者というのは、その辺が弱い可能性もありますね。

「人は人についていくもので、制度や理念についていくものではない」
なんて言葉を思い出しました。
人間性、人間力、そういったものが大切だと思います。

う~む、今日のような記事は大好きです。

2006/10/18(水) 23:28 | URL | muramura #-[ 編集]
制度や理念も結局は人が造り出すもの。
誰が語るかによっても説得力が違いますしね。

企業トップの発言や行動には注意していたいところです。

若い経営者が、単なる成り上りで終わるかどうかは、志の高さにあると思います。
これがないと、今良くても後が続かない。
何十年も持つことなく会社を衰退させ、結局は社会に迷惑をかけてしまう。
結局のところ、その人の器以上に会社は成長しないのだと思うのです。

今をときめく日本の大企業には、良いモデルケースがたくさんありますよね。
この人達の考え方や行動も日本人の財産なんだと思います。
若い経営者には、是非真似をしてもらいたいもんです。
2006/10/18(水) 23:59 | URL | muramura さんへ #-[ 編集]
こんばんは~!

紹介ありがとうございます!!

SRIはあなどれないですよね~!!

お礼に応援して帰りますね~
2006/10/20(金) 00:41 | URL | しんえもん #-[ 編集]
あなどれないっすねぇ。
デイトレなら、こんなこと考えなくていいんですけどね~。
応援ありがとっす。
2006/10/20(金) 12:31 | URL | しんえもん師匠へ #-[ 編集]
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