株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 2009年4月3日付、日経新聞第9面に野菜工場に関する記事が掲載されていました。


 食糧問題の解決という点で、興味のあった投資テーマです。


 以下、記事による参入企業各社と個人的な感想です。





大成建設

 メーカー向けに遊休工場を野菜工場に転用する事業を開始。
 さわかみファンドがガッチリとホールドしています。独自の高い技術を持った日本の建設会社には、将来性を感じているようですね。他の建設会社もホールド。
 大成は、北海道に先進的な環境対応のシステムを取り入れた自社ビルも建設していたと思います。海外進出に積極的で、トルコの海底トンネルや中東のドバイの開発にも参加している様子が、NHKの「沸騰都市」という番組で報じられていました。でも、海外の不動産バブルが弾けて、大逆風が吹いています。
 長期投資をするなら、景気の良い時に建設を大きく買い込むのは止めた方がいいと思います。誰が見ても、誰に聞いても、景気の悪い時に買っていくべきです。落ち込み方が半端じゃないからです。金融、証券、不動産などの景気敏感株はみんなそう。好景気の時に材料が出たと言って喜んで買っていると、はしごが外されてえらい目に遭います。今回も赤字を発表して、PBR0・5倍近くまで売り込まれていました。もっとも不景気を乗り切ると、お花畑に一面のお花が咲くと思います。




昭和電工

 栽培コスト抑制のための発光ダイオードチップを開発。赤色LEDチップで、光合成に適した波長。出力は従来品の3倍と高く、使用電力は7割削減という夢のような製品らしいですよ。
 疑似太陽光や水、肥料、効率的生産のためのロボット、各種センサー等々、必要なものを考えていくのも楽しいです。野菜「工場」ですからね。
 「電工」には甘美な響きがあります。金太郎氏も「電工」と名のつく企業は好きです。




セコム工業

 警備会社のセコムの関係かなと思っていたら、やっぱりそうでした。セコムも、さわかみファンドがガッチリとホールドしている企業です。
 金太郎氏は警備にはあまり魅力を感じていませんが(安全保障の問題は、政府と警察がもっと頑張れって感じですよ。)、「安全」に関する事業は将来性があるのだろうなとは思います。もっとも、セコムは警備だけではないようで、野菜工場の他にも、介護など様々な事業領域へ進出していますね。今のような難局に際して、財務がきちんとしている上に、こういったイノベーションの種を抱えている企業は、強い企業だなと思います。それから、ここも不況に強いビジネスでしょうね。
 セコムはキムタク銘柄、長嶋監督銘柄でもあります。これは金太郎氏にとって、非常に重要なポイントです。テレビで毎日のように「セコムしてますか?」「セコムしてないんですか?」と言われると、「買わなければならんのか?」と思ってしまいます。その昔、加藤あいちゃんに引き寄せられてチンタイを衝動買いしてしまい、名前の通り沈滞し、追加投資を余儀なくされた金太郎氏としては、いつも葛藤の毎日です。こういうのを「羹に懲りて膾をふく」と言います。ww




神内ファーム21

 北海道の会社みたいですね。上場企業が関与しているわけでは無さそうです。大企業に負けることなく、大きく育って欲しいですね。




キユーピー

 こちらも、さわかみファンド保有です。こういった投資テーマを調べてみると、さわかみファンドの組入銘柄が出てきて感心しています。基準価額は下がっていますが、それは今現在の市場評価に過ぎません。要は、きちんと将来を考えたポートフォリオが組まれているかどうかだと思います。
 キユーピーは大崩れしませんでした。優待もあります。でも、大きなリターンがあるかは確信がありません。現況では、むしろ大きく落ち込んだ輸出関連の優良銘柄へ投資しておく方が合理的かなと思っています。




カゴメ

 得意とするトマトの栽培を行っているようですよ。
 中国製食材への警戒が強まって、食の安全に対する意識も高まっていますね。個人的には、食も職も基本的に地産地消が良いと思います。海外への安易な依存は、ツケが回ってくる可能性も大きいでしょう。野菜工場は、こういった観点からも応援したい事業です。




JFEライフ

 鉄鋼会社のJFEホールディングスのグループ会社ですね。JFEホールディングスの方は、さわかみファンドが保有しています。株主優待でもらえるのが、ここで生産されたレタスじゃなかったかと思います。美味しいと評判らしいですよ。
 鉄冷えで大変そうですが、長期投資はこういう時こそチャンスと捉えます。数土社長が仰っていますが、危機は危難と同時に機会でもあります。投資をゼロサム、マイナスサムのカジノではなく、プラスサムのビジネスと捉えるのが長期投資家で、こういった時に世の中に必要な良いビジネスを安く買い叩いていくというわけです。特に、100年に1度などと形容される危機は、ビッグビジネスをとんでもない安値で買っていくチャンスだと思います。




三菱化学

 野菜栽培ベンチャーと野菜工場の共同開発に着手。
 三菱化学の野菜工場については、前にも取り上げた記憶がありますね。金太郎氏の三菱は、三菱商事で自己完結してしまっています。将来性があれば、商事が関与するだろうってな具合です。かなり雑な思考ですね。w




 野菜工場の先には、穀物工場なども見えてきそうです。


 身近な食の問題でも、近い将来、きっとイノベーションが起きると思います。







<付記>


 大成建設など建設株については、さわかみファンドは保有していますが保有比率は下落傾向です。澤上のおじさんは、建設株について強気の御発言をなされていたと思います。現在はファンドのマネジメントを任せているので、建設株についてのファンドマネージャーの見方が弱気なのかもしれません。


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