株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 毎度毎度の崩落バーゲンセールで、えいえいっと買い増しているわけですが、「底値で買う」ということについて一言。


 そんなことは、無理ッ!


 少なくとも私には無理。


 できると思っている人は、様子をうかがいながら是非頑張って底値で買って下さい。


 それにこしたことはないですから。


 私のポートフォリオの中に、「今のところ」、底値付近で買えたような銘柄がいくつかありますが、これとて「全くの偶然」です。


 バフェットおじさんを始めとする長期投資家の投資手法についても、新聞記事などを見ていると随分誤解があるように感じます。


 「長期的視点から優良企業やめぼしい企業を『底値で買って』長期間保有している」なんてな紹介がそうです。


 底値で買うというのは、半分当たっていて半分は外れだと思います。


 外れている部分というのは、決していつもタイミングよく底値で買っているわけではない点。


 単に魅力的なビジネスを魅力的な値段で買い始めているだけだと思います。


 当たっている部分というのは、買い始めてからダダ下がりの状態になった時にも、一般投資家のように凍り付くことなく淡々と買い進めている点。


 「結果的に」底値で買っていることになって、バーゲンハンティングに成功しているということでしょう。


 長期投資家の最も凄いところは、買うタイミングではなく、値が下がっても全く怯まずに買っていくところだと思います。


 そのためには常時「現金」というものが必要なわけでして、バフェットおじさんの場合は、傘下の会社から上がってくる利益であったり、保険会社が集めてくる保険料であったりするのでしょう。


 さわかみファンドの場合も同じで、随分前から買い進んでいますが、それを支えているのが長期投資ということで澤上さん御自身が、寸暇を惜しまず啓蒙してきたファンド仲間の現金出資というわけです。


(もちろん、価値と価格に大きな開きが出た、より魅力的な企業へ乗り換えるための現保有株の換金という手段もあります。実際、バフェットおじさんもさわかみファンドも、今回の危機でこのような手法を採っていたと思います。)


 これを一般の家計で見ると、長期投資に際しては定期的な現金収入の有無が非常に大切だということが分かります。


(澤上さんは、お金にも働いてもらうけど、自分も一生懸命働くってなことを仰ってますが、こういう基本的なところを外してしまうから、ついつい目先の動きや短期的な評価につられてしまうのでしょう。長期投資は売買中心の投資とは全然別の世界なので、見るところも考え方も投資のやり方も違います。)


 また、欲をかいて一気に突っ込むより、大きく長い目で買い進んでいくのが大事だと思います。


(崩落した時に、ちょっと多めに買うくらいの工夫はあってもいいと思いますが。)


 長期投資家には投資を勉強する前に抱いていたイメージと異なり、「投機的要素」というものが感じられません。


 タイミングをどうこう言うことなく、それぞれ安いと思ったところから買い進んでいっているように見受けられます。


 タイミングは大事なのでしょうが、それを測ってどうなるものでもないということでしょう。


 底も天井も後になってみないと分からないわけですから。


 それに長期で資産運用するということを考えた場合、むしろ株式が値下りしている時に買わずに現金を保有しているリスクの方がはるかに高いのです。


 この辺りは、いろいろと勉強してみないと分からない感覚かもしれません。


 実際、私自身も、いまだにチビりそうになりながら、崩落した時に資金を放り込んでいます。w


 一応理解したつもりになっていてもこれですから、これから投資を始めてみようかってな方にとっては相当に勇気がいると思います。


 この心理面が克服できそうにない方にとっては、長期投資は最適の投資法ではないのでしょう。


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