株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 最新の有価証券報告書を見る限り、帝人のここ5年の経営成績は、お世辞にも良いものとは言えません。


 資本効率も5年平均で、5・4%です。


 バフェット氏に、投資が失敗に終わると言われている程度の数字です。


 ライバルの東レが8・24%と、3ポイント近く水をあけられています。


 三菱レイヨンは11・03%、クラレが6・29%です。


 因みに、似たような事業を展開する化学産業の有名どころでROEの直近過去5年平均をみると、信越化学10・94%、旭化成10・14%、住友化学10・76%、、三井化学7・14%という数字が出ました。


 この他、日東電工では15・06%、三菱ケミカルHDに至っては17・13%(直近過去3年平均)です。(注、あくまで過去の数字で、今後ずっとそうとは限りません。)


 帝人は資本に見合った利益をあげておらず、まだまだ改善の余地が大きそうです。


 帝人のROEは、平成19年度に10%近くまで上がって、「おおっ!」という期待感がわき上がったところで、あっさり墜落しました。


 また、今期は屈辱の減配でした。


 配当は業績連動型のようで、この減配もやむを得ないのかもしれませんが、仮に減配をしなければ市場の見る目も違ったかなと思います。


 減配で内部留保に回した資金が、将来への良い投資となればいいのですが。


 なんとか巻き返して欲しいところです。







 帝人は繊維部門に分類されますが、「Human Chemistry, Human Solutions」というキャッチコピーが示すように実質は化学といってよく、様々な素材を生み出しています。


 今後は炭素繊維やバイオプラスチックなどの新素材が、業績を押し上げてくれるのではないかと期待しています。


 この他、水処理膜でも注目しています。


 他にも、医薬医療事業に進出しており、セグメント別売上高は全体の11%にすぎないのに営業利益は全体の29%と結構な高収益です。


 「くすりくそうばい」という言葉を思い出してしまいました。w


 新社長の大八木さんが、この高収益医薬医療事業のご出身だったと思います。


 他のセグメントでも、この高収益を実現してくれればねぇ………。


 新社長への期待は、かなり大きいです。(つーか、マジでなんとかしてくだされ!)


 原油高など逆境は続きそうですが、持っている技術は未来に必要なものばかりだと思うので、迷わず半永久保有です。


 なお、テイジン未来動物図鑑は必見です。


 資源高は、こういった新素材の価格競争力も強めてくれているかもしれません。


 個人的妄想では、今後5~10年で新素材に関し、帝人などに強烈な追い風が吹く予定です。


 ………逆風でないことを願うばかりです。


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