それは今を遡ること○十年、金太郎氏が幼い子供だった頃………。
初めて海外に出た時のお話です。
おかんと一緒に飛行機に乗った金太郎氏は、運良く、子連れでとっても美人の女性の近くに座ることになったのでした。(以下、金太郎氏のおかんの偏見まみれの解説)
飛行機が離陸して数時間が経った頃、スケベ心丸出しのパーサーが美人のお母さんの気を引こうと、「お子さんに操縦席をお見せしましょう。」とナイス提案をしてきました。
しかし、この時の「お子さん」には金太郎氏は入っていませんでした。
なぜなら、うちのおかんは自他共に認めるブスだからです。
そう、パーサーには美人のお母さんしか眼中になく、うちのおかんも金太郎氏も無視だったのです。
美人のお母さんの子供は、喜んで操縦席を見せてもらってきました。
ここで厚かましいうちのおかんが、「うちの子供にも見せてやってもらえませんかね?パイロットになりたいんですけど。」と言いました。
パイロット?
別になりたいと思っていなかったのですが、金太郎氏はコクピット見たさについ「僕、パイロットになりたいんです。」と一緒に嘘をつきたれてしまいました。
パーサーはちょっぴり迷惑そうな顔をして、「じゃあ、機長に聞いて参ります。」と言って去りました。
しばらくして、目出たく機長の了解を得たパーサーは、スッチーのおねいさんに金太郎氏を操縦席に連れていくよう命じました。
「パイロットになりたいというので、特別に許可が出ました。どうぞ。」(←パイロットになりたいわけでもない美人のお母さんの子供はフリーパスか、コラ!)
皆さんは、雲の上の操縦席を見た事があるでしょうか?
それはそれは素敵な光景です。
複雑怪奇な計器類の間を窓が横に広がり、その先には陽光に照らし出された白い雲と青い空。
そして、後ろには綺麗なスッチーのおねいさん。
本気で「パイロットになりてぇ!」って思った瞬間でした。
数分間、計器のことやら操縦のことやら質問して、最後には機長のサイン入りのポストカードまでもらいました。
その航空会社こそ、JALなのでした。
○○機長ありがとう、あの時の子供は立派なあんぽんたんに育ちましたよ~!
そして現在、配当金太郎氏本人ではなく、配当金太郎氏のお金がJALに入社し働いています。
ああ、なんという美しい縁でしょうか。
JALの皆さん、今は苦しいかもしれませんが、日の丸旅客機の未来を信じて大事な大事なお金を入社させましたよ~。
誇り高きJALを立て直しましょ~!
ということで、長い前振りでしたが、日本航空も金太郎氏の事業ポートフォリオに連結させています。
バフェット氏の航空会社株失敗談も何のその。
縁があって自分に必要で飛行機が好きなんだから、投資収益なんぞ関係あるか!
しかし、いつも思うんですけど、問題が噴出しまくりですね、この会社………。
今は問題山積ですね。
今はANA全盛ですよ。w
なんつ~か、全般に職場や仕事への誇りや思い入れが薄くなるような経営をしている気がします。
コストカットは大事なんですけど、肝心の人を育てる部分でケチると、後々ロクなことにならんのですけどね。
この前も、スッチーのおねいさんが訓練もあまり積んでないような若い娘さんでね、多分安く使われてるんだろうな~なんて思いつつ、安全面とかどうなんだろ~って。
削るなら、まず高給取りの無駄飯食いからカットしていけばいいんすけど、若い人や下の人間から削っていくんですよね、大抵。
どうにかならんのですかね。