株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 その時々の市況によって変化するPERやPBRと違って、ROEは株価には関係のない数字です。


 企業の株主還元や資本効率に対する考え方が、数字として出てきます。


 ここには、気まぐれな市場の影響はありません。


 そこで暴落時に、自分の納得できる投資リターンを確保できそうな企業を買っておきます。


 そうすると、同じ程度の暴落が将来起こっていたとしても、企業経営さえきちんとしていれば、おおよそ予定するリターンは得られそうです。


 逆に株式市場が好調であったら、買ったとき以上のPBRやPERで値付けがされているでしょうから、リターンはさらに大きくなるはず。


 こういったおおよその予測が成り立つということです。


 ただし、将来は不明確なので、予想外のことがよく起きます。


 ここからが思案のしどころですが、不明確とはいっても全く見通しが立たないわけではありません。


 バフェットさんの投資から理解したことを書けば、「とりあえず10年後もあるものを想定して、それが他の企業でもできるありきたりのものか否かを考えてみましょう」ということだと思います。


 また、ここで重要になってくるのが、ブランド価値ではないかと思います。


 例えば、コーラは世界中で何種類も販売されています。(イオンでもプライベートブランド・トップバリュの製品として販売しています。)


 しかし、コカ・コーラやペプシ・コーラと言えば、コーラの代名詞と言ってもよく、特にコカ・コーラは戦略が奏効して世界で名前が売れています。


 最近アメリカで行われた企業のブランド調査でも、コカ・コーラはトップだったと思います。


 バフェットさんが最強のフランチャイズとして、がっちり保有を続けているのが理解できます。


 つまり、コーラはありきたりでも、コカ・コーラという製品はコカ・コーラ社にしか造れないというわけです。


 製法については企業秘密として厳重な管理がされているようですが、仮に他社が盗んで安く販売したところで、同社のブランド価値はびくともしないと思います。(同じ味であれば、コカ・コーラと銘打ったものを美味しいと感じるでしょう。)


 他にも、ウォルト・ディズニーなんてのが参考になりますね。(これらの企業には、この他にも優れた特性があります。)


 これに対し、他社にも容易に真似ができ、自社ブランドが確立していない企業は、際限のない価格競争に引きずり込まれ、利益率を低下させてしまう可能性が高いのでしょう。


 ただ、ここからが面白いところなのですが、こういった企業も強かに経営戦略を練り、新製品を投入したり、業態を変えたりして対応していきます。


 日本の繊維産業しかり、鉄鋼業しかり。


 バフェットさんのバークシャー社だって元は繊維産業で、買収したのはいいけど、どうにもこうにもならなかったのが、今や多くの企業を傘下に抱える優秀企業ですからね。


 ある程度の見通しが効くブランド価値の高い優秀企業もいいですが、今は大変そうだが頑張っている企業を、経営者や従業員を見て、その経営者や従業員に投資するつもりで投資するのも面白いと思います。


 ROEは大事な数字ですが、所詮は誰もが知っている過去の数字に過ぎません。


 数字だけを見ていると、もっと大切なものを見落として、正確に間違ってしまうこともあると思います。


 なかなか難しいですが、数字の裏にあるものが理解できるようになると、ものの分かった投資家に近付けそうですね。


 これは長い時間をかけて、自分自身を磨いていくしかなさそうです。


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