株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 なぜROEに機関投資家が注目するかというと、長期間での運用収益に影響する数字だからです。


 ここに1株株主資本が1万円で、1株利益が1000円、株価が2万円の企業があったとしましょう。(ROE10%、PER20倍、PBR2倍)


 この企業が今後10年間、ROE10%を維持できたと仮定します。


 話を単純化するため、無配で内部留保したとします。


 初年度、1000円の利益をあげ利益剰余金として計上し、1株株主資本は1万1000円となりました。


 次の年、1万1000円の10%で1100円の利益をあげ、利益剰余金として計上し、1株株主資本は1万2200円。


 こうやって10年が経過したとします。


 10年後の株主資本は2万5937円となり、これは当初の1株株主資本1万円を年複利10%で運用した結果と同じです。


 10年後の予想1株利益は2593・7円で、株式市場も荒れておらず同じ指標で取引されているとすれば、株価は5万1874円。


 当初の投資額2万円を年複利10%で運用できました…………ま、仮定のオンパレードで、こんなにうまくはいかないでしょうけど。


 ともあれ、こういう具合に、ROEは年複利でどれくらいのリターンがあるかを大雑把に図る指標となるということです。


 実際、バブル崩壊以降の日本企業のROEが5%程度で、サブプライムショックの前に年複利5%程度で運用できているとの記事が日経新聞に出ていたと思います。(上の例からも分かる通り、無配とほぼ同義にするため配当金は再投資。)


 この複利利回りをより安全な債券と比較します。


 ここで低利の日本国債と比較しても仕方ないので、外債ファンドの利回りで概算して5%を目安にしてみましょう。


 あらら、為替リスクはありますが、外債は過去に関する限り日本株式より魅力的みたいですね(笑)。


 道理でバフェットさんに酷評されるわけです。(外国の投資家は為替リスクも負いますからね。)


 なお、誰かさんのように日本企業が好きで志の低い投資家は、日本国債と比較してニヤニヤしておけば良いでしょう。


 ROE3%程度でも勝てそうな感じがしてきます。


 あー、良かった、良かった…………この程度では損失とやさぐれた心のすき間は埋まらんのぢゃ!


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