株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 一見ROEが高いように見えても、利益が一時的に高かっただけということがよくあります。


 最新の有価証券報告書で過去5年の連結ROEの推移が分かりますから、チェックしてみるとよいでしょう。(ホームページやEDINETで閲覧できます。)


 その際、純利益だけでなく営業利益や経常利益といった数字が、一定の数字をキープしているかも見ておくと良いです。


 なぜなら、最終的に残った利益が、本業の儲け以外のものであったり、損失を埋め合わせるために保有株式等の会社資産を切り売りして出てきたものである可能性もあるからです。


 僕の保有企業も最近、これをやってくれましたよ(笑)。


 優良企業と呼ばれる企業は、大抵、素晴らしい数字を刻んでいると思います。


 それから、企業が展開するビジネスの特徴も理解しておいた方がいいですね。


 自分の理解していないビジネスだと、思わぬところで赤字の落とし穴が待っています………金返せ。







 もう1つ注意すべき点として、高いROEが大きな財務レバレッジをかけて達成した数字である場合があります。


 これは株主資本比率(自己資本比率)を見ると分かります。


 会社の資産は、返還しなければならない負債と返還の必要のない資本から成り立っています。


 株主資本比率は、総資産における株主資本の割合を示す数字です。


 大体30%以上を目安にすると良いみたいです。(あくまで目安であって、これ以上あるから安全とか、ないから危険という話ではないです。安定的なキャッシュフローを得ることのできる老舗の大企業は、財務レバレッジを大きくする傾向があります。逆に、新興企業で財務レバレッジを大きくかけているものには、注意が必要でしょう。)


 株主資本比率が低い場合、会社の資産の大部分が負債によるものということになります。


 要するに、高いROEが大きな借金により達成されたものかどうか注意しましょうということです。


 現在は金利も低いですし、大借金で高いROEを出すことが一概に悪いわけではありません。


 しかし、財務レバレッジをガツンと効かせていると、1つのほころびが全体の破綻へと直結する恐れがあります。


 それに、低金利がいつまでも続くわけでもないでしょうしね。


 基本的には、いくら儲かりそうでも借金に頼らず、自前で稼いできたキャッシュで必要な投資をしていくのが理想だと思います。


 これは私たちの投資でも同じです。


 ただ、ライバル企業に差をつけるため、或いは有望な分野に進出していくため、先行投資で規模拡大を図らなければならない場合もあります。


 この場合、借入、社債、増資、いずれの方法で資金調達をするか、いくら調達するのか、どこへ投資するのか等は、経営者の腕の見せ所になるのでしょう。


 ここは投資先の経営者を信じるしかないですね。


 信頼できる経営者がいるかいないかは、個別株投資で一番大事なことだと思います。


 ホームページやIR、会社説明会、新聞、雑誌等で、経営者の発言や経営姿勢、人柄や考え方を知るよう、普段から心がけておきたいところです。


 儲けようと思わなかったら、自分のお金の素晴らしい勤め先が見つかると思います。


 逆に、儲けよう儲けようと思うと、ろくでもない勤め先を選んでしまいますよ………。


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コメント
この記事へのコメント
ROEを意識して銘柄を見てたのですが、気づいたことがあります。
低PBRで放置されてるところって、まずROEが低いですよね。
そんなに業績が良くないから放置されてるわけであって。

例えば持ち株の双葉電子工業ですと、1株純資産4000円、現在株価1794円。
高いROEだったとしたら物凄い低PERになってますものね。

低PBRと高ROEの両方を求めるのは無理じゃないかと思い始めました。
2008/04/17(木) 23:14 | URL | 京 #-[ 編集]
そうですね。
いつも書いている割安株は存在しないというのは、そこのところなんです。
素晴らしい業績を続ける優良企業は、相応の値段を出さないと買えないというわけです。
でも、一時的に値下がりすることがあるので、そういう時を待ってましたと買ってあげようというわけです。
2008/04/18(金) 20:49 | URL | 京さんへ #-[ 編集]
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