株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 2008年2月2日付、日経新聞11面に障害者雇用率の上位企業が出ていたので、書き留めておきます。(数字は雇用率)







1  ユニクロ               7・43%

2  すかいらーく             2・90%

3  パナソニックエレクトロニックデバイス 2・87%

4  オムロン               2・76%

5  しまむら               2・73%

6  ダイキン工業             2・66%

7  西日本鉄道              2・54%

8  NTT西日本 九州          2・53%

9  松下電工               2・48%

10 日本たばこ産業            2・46%







 法定雇用率は1・8%で(従業員56人以上)、未達成企業には納付金などの支払義務が生じるそうです。(障害者雇用促進法)


 実際の障害者雇用率は1・55%で、法定雇用率を守っている企業は4割程度です。


 業種別で見ると、飲食店・宿泊業、電機・ガス・熱供給が高く、サービス業や金融・保険・不動産業が法定雇用率を下回っているようです。


 それにしても、ユニクロの雇用率は突出していますね。







 僕の場合、オムロンへの投資の際に、障害者雇用に積極的な活動をしていることも大きく影響しました。


 オムロンでは、創業者・立石一真氏と中村裕・医学博士の出会いにより、わが国初の福祉工場として「オムロン太陽株式会社」、1986年(昭和61年)に「オムロン京都太陽株式会社」を設立。


 以後も創業者の理念が受け継がれているようです。(詳細はオムロンホームページを参照


 こういう活動を知っているので、暴落でも平然としていられます。


 バイ&ホールドで長期投資をやっていく場合には、投資収益以外の価値観を持つことでホールドを続けやすくなると思います。







 個人的な見解ですが、社会福祉のあり方として「寄附」や「保護」という考え方は、あまり健全ではないと思っています。


 最近「アラビアのバフェット」という本で、サウジアラビアのアルワリード王子がスラムで施しをするシーンが書かれているのを読みました。


 イスラム圏の知人は、「うちは裕福だから貧しい人たちに寄附してあげています。」と誇らしげに語ってくれます。


 アメリカでもビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏が、雪だるま式に膨らませた資産を「寄附」すると聞いています。


 確かに、社会に稼がせてもらった利益を社会に還元するという行為は立派です。


 しかし、こういった「寄附」が富者からの単なる「施し」で終わるなら、施された側は救われません。


 施しは将来を保証するものではなく、多くの場合、そのお金はその場凌ぎに使われ、それがどこに行くかというと、巡り巡ってまた富者の懐に戻るだけの話でしょう。


 寄附される側が欲しいのは、将来誇りをもって生活できる環境であり、それに必要なのは「カネ」ではなくて「職」であり、そのための教育や訓練でしょう。(ゲイツ氏の財団は、このことをよく理解して活動していると聞いています。また、アルワリード王子もバフェット氏と交流があり、「寄附」のあり方については問題意識を持っていると思います。)


 「寄附」や「保護」は、「お前らカネやるから貧しいままでいろ」と言っているのと同義の場合も多いのではないでしょうか。







 昔、あるテレビ番組で日本人が貧しい地域に寄附をするのに、「カネ」ではなくて「乳牛(だったと記憶しています)」を贈ったという話が放送されていました。


 「乳牛」は乳を出し、乳製品の生産という「仕事(職)」を生みます。


 本来、あるべき「寄附」の姿を深く考えさせられました。


 オムロンがバックアップしている社会福祉法人「太陽の家」のモットーは、「世に心身障害者(児)はあっても、仕事の障害はありえない。身障者に保護より働く機会を。」です。


 僕はこういう理念の方が、共感できます。


 お金の働き先も、目先で増えそうなところより信頼できるところ、企業活動に共感できるところの方がいいと思っています。


 まあ、長期でみると、こういうところの方が投資収益も勝るはずという判断もあるわけですが。
 (;^_^A


 チャーティストがチャート判断を信じるように、ランダムウォーク信者がインデックスを信じるように、社会的責任投資は企業の活動を信じて投資するんでしょうね。







<金太郎さんからの注意点>

 「統計と実体の違いを意識せよ」という趣旨のコメントを頂いています。

 表面上の数字で満足せずに、実際にどのような理念に基づき、どのような扱いで障害者の方を雇用しているのか、真に意義ある投資となっているかは、常にアンテナを高くしておかないとならないようです。


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コメント
この記事へのコメント
ユニクロは凄いですね。
長期投資の場合は会社が出す利益だけではないですものね。
企業の良いところを探して投資をするのも楽しみの一つ。
株価が下がっても好きな企業を平然と持ち続ける。
理想ですわ~。
2008/02/10(日) 22:45 | URL | 京 #-[ 編集]
こんばんは。
正直、ユニクロの数字には驚嘆させられます。
経営トップが信念を持ってないと出ない数字じゃないですかね。

長期投資(社会的責任投資)というのは、結局、未来の社会から選ばれる企業探しなのかなと。
それには、まず自分の理想とする未来を思い描いてみることでしょうか。
そうすれば、自分にとっての企業価値が見えてくると。
そうなると、目先の株価に一喜一憂することもなくなるんでしょう。
理想的な投資法ですが、やってみると意外と簡単なのかも(笑)。
2008/02/10(日) 23:07 | URL | 京さんへ #-[ 編集]
 障碍があるものを雇っていると、障碍があるものを雇い入れているには言葉に微妙な、実体に大きな違いがある。

 釈迦に説法 蒙御免
2008/02/11(月) 12:32 | URL | BANG #bIaWjoP6[ 編集]
含蓄あるコメントを有り難うございます。
m (_ _) m

統計(表面上に表れる数字)のみに頼らず、その背後にある実体、漏れ伝わるものや企業の真意によく注意して投資に生かしていきたいと思います。

2008/02/11(月) 16:24 | URL | BANG様 #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2013/09/18(水) 03:56 | | #[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2013/09/18(水) 12:20 | | #[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2013/09/23(月) 23:03 | | #[ 編集]
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