株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 暴落の中、重宝していたのが単元未満株の購入です。


 有り余る資金があるというわけではないので、単元株を購入するとなると1度に突っ込む額が大きくなり、株価底抜けでダメージが大きくなります。(随分、これをやりましたよ。)


 この点、単元未満株であれば、様子を見ながら、急落してきたところを少しずつ拾っていくことができます。


 打診買い、なんて呼ばれている買い方ですね。


 今回、買ってもいいやと思った株価から、あまりに長期に渡って下落していくので、半永久的打診買いの様相を呈していたのですが。w







 打診買いの他にも、配当金の再投資に単元未満株を使えます。


 少額でも買えるので、1%程度の配当利回りでも再投資でき、複利効果を存分に享受できると思います。







 さらに、分散投資をする上でも有効です。


 投資したいけど1単元がやたらと高い場合、単元未満株で少しずつ買い、好きな銘柄でポートフォリオを組むことができるからです。


 例えば、花王は良い企業ですが、1単元がやたらと高くてなかなか手が出ません。


 でも、単元未満株なら選択肢に入ってきます。


 単元未満株で少しずつ追加購入している間に、企業が株式分割をしたり1単元を括り直したりして1単元になることもあるでしょう。


 例えば、松下電器産業やオリンパスは現在1000株ですが、個人株主に参加してもらうため100株に括り直すようです







 次に、単元未満株の欠点について考えてみましょう。


 欠点の第一は、手数料が高いことです。


 ただ、ネット証券を利用しない場合の手数料を考えると、問題はそう大きくないと思います。


 通常の証券会社なら、単元未満株の手数料くらいは取られるでしょうから。


 ここで、イートレード証券で30万円の単元株を買う場合と、30万円分の単元未満株を購入する場合を考えてみます。


 単元株だと、1取引ごとに課金される通常の手数料で450円(税込)、1日の約定代金総額に課金されるアクティブプランで315円(税込)です。


 単元未満株の場合、約定代金の0・63%(税込)ですから、1890円となります。


 差額は1500円程度。


 1日の株価の上下動ですぐに出る程度の金額です。


 これは他の代金の範囲でも言えるでしょう。(イートレード証券では、最低手数料の設定はないです。)


 極端な例ととして、手数料無料のアクティブプラン10万円以下を見てみましょう。


 1単元が10万円の銘柄を買うと、手数料は無料。


 単元未満株10万円分なら手数料は630円。


 この程度の値動きは、毎日のことではないでしょうか。


 目先の利益を追うとろくな目にあわないということは、投資で何度も何度も何度も何度も経験することです。


 目先の少しの手数料をケチって大底で買ったつもりが、ずるっと下がって手数料以上にダメージを喰らった。


 損切りして次の投資先を見つけては売買を繰り返すというなら、これでもいいのでしょうが、長期保有を前提にすると資金の入れ方を考えてみる余地はあると思います。


 なお、株価がグダグダに下がってしまった後の回復過程では、逆に一気に突っ込んでおいた方が良かったよってことが生じるので、注意しておきたいところです。


 もっとも、いつ回復していくかも明確には分からないと思いますが。







 単元未満株の第二の欠点は、予定する値段で買えないということです。


 価格決定は注文する時間帯に応じて、前場か後場の寄付の値段になるので(ジャスダックだと前場の寄付だけとさらに限定されてしまう。)、細かな指定をして売買することができません。


 しかし、これまた長期保有を前提にするなら、大体の値段で良いはずです。


 そもそも、同じような価格決定をするファンドを買うことと比較すれば、好きな銘柄を個別に拾っていける点で良いと思います。


 日本の市場ではストップ高、ストップ安もあるので、完全に予定外の値段でつかまされることもないでしょう。


 何より、こういった予測外の値動きの影響を時間的に分散しようというのが、目的の1つのはずですからね。


 なお、相場全体の動きは、前日のニューヨーク株式市場の動きである程度は分かります。


 ニューヨークが大きく下がったという場合は、夜に注文を出しておきます。


 そうすると翌日の後場寄付の値段で買えます。


 大抵の場合、落ちてきた値段で拾っていけるでしょう。







 欠点の第三は、配当金の扱いです。


 少ない投資額だと配当金をもらうのも気がひけます。


 が、これは後の買増しを予定しているので、勘弁してもらいましょう。


 次に、指定口座に振り込んでもらおうにも、配当金振込指定書の切手代で足が出ることもあります。(取扱銀行によっては、切手を貼って出さないといけません)


 配当金振込指定書は、企業のホームページで株主の管理をしている銀行を表示していますから、そこでどの銀行かを調べて、銀行のホームページに宛先を記入すれば送付してもらえます。(単元株でも手続きは同じです。)


 その際、銀行が同じなら一度に請求しておけば、封筒で一括して送付できますから、切手代の節約になります。


 なお、売買手数料は若干高いようですが、単元未満株の配当金を自動的に証券口座に振込んでくれる便利な証券会社もあります。


 自分に合ったところを選んでおけばいいでしょう。







 単元未満株のメリットを理解するには、長期投資の考え方に立つ必要があると思います。


 何度も書きますが、「良い企業を 暴落している時に買って 長期間保有する」です。


 1単元で買える普通の企業よりは、単元未満株でより良い企業を買う。


 暴落時には底で拾うのが難しいので、単元未満株で出来る限り時間的分散を図る。


 簡単なことなんですけど、どうしても目先の利益に目がいくので、理解して実行するのは難しいです。


 実際、未だに「まあいっか」で一気に突っ込み、手数料以上に下落するというパターンが多々あります。


 長期投資はお金持ちがやるようにやらないと、なかなか難しいものがあると思います。


 例えば、仮に10億円を持っていたとしましょう。


 手数料が安いからといって、一遍に突っ込むでしょうか?


 多少、手数料が高くても、時間をおいて徐々に資金を入れるのではないでしょうか?


 動かすお金は小さくても、心はもう大金持ちになったつもりで大らかに………難しいんですけどね。







<追記>

 野村証券のホームトレードで扱う「ほっと割プラン」の単元未満株は、購入時の手数料が無料です。


 単元株の10分の1単位でしか買えないこと、売却の際には手数料が高くなること、といったマイナス面がありますが、売る気のない人には一考の余地ありだと思います。


 配当金の振込も証券口座への振込が選択できるようなので、この点は便利だと思います。


 口座開設する場合、電話オペレーターに気になる点を尋ねてみるといいでしょう。







<追記その2>

 単元未満株も株式であり、議決権がないだけです。


 配当金はもちろんもらえますし、事業報告書もきちんと届きます。


 従って、気になる企業があれば少し買ってみて、お付き合いをしてから買増しを決めるということもできますね。


 なお、東証では上場企業に対して、1単元の価格を5万円から50万円の範囲に収めるよう依頼しているようです。


 将来、1単元が括り直されたり、株式分割が行われて1単元の額が引き下げられたりする場合、この価格の範囲になる可能性が高いと思います。


 現に、松下電器産業やオリンパスがそうなっていると思います。


 単元未満株を買う場合の参考にすると良いでしょう。


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