株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 「不祥事」を止めるISO思考は、企業不祥事を防ぐISO思考法につき、企業コンサルタントの有賀正彦さんが持論を展開していらっしゃる本です。


 ISOとは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)により定められた規格を指します。


 新幹線や都会の鉄道を利用すると車窓から工場が見え、ISO~取得という看板が掲げられているのが目につきます。


 車を運転していても、目に止まることがあると思います。


 それから、企業のホームページでもアピールされていますね。


 これを取得すると、企業が一定の品質やサービスを維持する仕組みを持っているかどうかを対外的に示すことができます。


 よく見る代表的なもので、ISO9001(顧客が要求する一定水準の品質やサービスを作り出す仕組みがあるか)やISO14001(環境負荷の低減に配慮した仕組みがあるかどうか)があります。







 本書ではまず、最近起こった不二家や関西テレビなどの企業不祥事を概観し、ISO思考によりこれらの不祥事の再発をどのように防いでいくのか、ということを筋道を立てて説得的に論じています。


 どうして不祥事が生じたのか、その原因は何なのか、いくつか考えられる原因を無くしていくにはどのような対策を講じなければならないのか。


 1つ1つの事象を丁寧に取り出して分析し、それを評価していく手法は大変勉強になります。


 ISOは取得しているという事実も大事ですが、それ以上に、継続してその仕組みを維持・発展させていく論理的思考があるのかがもっと大事なようです。


 ところが、著者が見る限り、このことを理解している企業は非常に少ないようです。


 中には、ISOの存在そのものに否定的な見解も存在するそうです。


 著者はこれに対して、それが誤解に基づくものであると主張しています。


 こういう規格標準を設けると、形式面ばかりこだわり取得することだけに血道をあげて、制度趣旨や目的といった実質面をおざなりにする向きがありますが、そういう捉え方をしている限り進歩はない気がします。


 うまく会社の経営に取り入れていければ良いのかなと思いました。







 著者は、精神的感情的な思考を止めて、論理的な思考をするべきだとことあるごとに訴えていらっしゃいます。


 金太郎さんが理解したところで、昨日のアジアカップ、サッカーの試合で開始早々に喫した失点を分析してみましょう。


 コーナーキックからセンタリングを上げられ、鈴木選手の足にあたってオウンゴール。


 ここで「鈴木ぃ~、何やってんのよ~!」って個人批判するのが、精神的感情的思考。


 「マケレレ(※)、ファインゴ~ル!」って叫ぶのが、金太郎さん。(←意味不明)


 論理的思考は一歩引いて、なぜコーナーキックを与えてしまったのか、ディフェンスの際の位置取りは正しかったのか、第二戦を勝ってチーム全員に弛緩した空気がなかったか、序盤の戦い方をきちんと確認したのか、ピッチの状態は頭に入っていたか、等々、結果に対して考えられる様々な原因を挙げ、1つ1つを丹念に分析し根本的な原因を探っていきます。


 そして、根本的原因と考えられるものを始め、原因と考えられるもの全てに対して、1つ1つ丁寧に対策を立ててやるというわけです。


 あ、今書いてて絶対に株で負けない唯一の対策を思いついちゃった。







 株取引しない!(←オイ!)







 投資に関しては、ISOを取得しているということは、とりあえず形式面は整っているということでプラス評価をしてよいと思います。


 ただ、本書にも指摘がある通り、本当に意味を理解して企業活動を行っているか、即ち実質面が備わっているかは、実際の企業活動を見ていくしかなさそうですね。


 投資に限らず、日頃の生活やお仕事でも生かせそうな内容の本でした。


 興味があれば、読んでみることをお勧めします。


 文章は、そこかしこに英語表記がしてあって若干読みにくいですが、読み飛ばしておけばいいでしょう。


 きちんと読んでいくと、面白い表現に気付いたりして英語の勉強にはなりますよ。








 マケレレはフランス代表の守備的ミッドフィールダー。


 豊富な運動量と固い守備力を誇る偉大なサッカー選手です。


 鈴木選手は日本のマケレレと呼ばれているそうです。


 個人的には、偉大なマケレレにマケレレない素晴らしい選手になってくれると思っています。


 オシムジャパン、次はオーストラリア戦。


 軽~く、ワールドカップの御礼をしてもらいましょう!



「不祥事」を止めるISO思考


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コメント
この記事へのコメント
『とりあえず形式面は整っているということでプラス評価』とは、良い表現ですね。

これは、個人が持っている資格なんかも同じでしょうか。

私なんか、ほんと~に、ただ持っているだけって資格がありますv-218

給料にも反映されず、仕事上何の役にも立たない資格ですが、一応資格を持っているということを自慢することだけは出来ます。

自信につながるという意味で、プラスの効果が現れているのでしょうか・・・

・・・って、配当金太郎さんの言いたいこととは、全然違いますね。

私の場合、資格を生かしたスキルを磨く努力も全くしていないですし。

自分の夢を実現するために必要な資格の取得を、全身全霊を傾けて目指さなければっ!!

最近本気でそう思います。

でも、そのためには先立つものも必要なんですよね。

だからこそ、株で儲けたい・・・

株で儲けてから、なんて考えていたら、いつまでたっても夢には近づかないわけですけどね。
2007/07/17(火) 19:55 | URL | CHARO #-[ 編集]
資格についても同じことが言えるかもしれませんね。
持っているということは、少なくとも一時点においてある一定の水準をクリアしたということですから。
ただ、資格は取ってしまえば終わりで、その後のことは問題になりませんから、実質面はその人を見て判断ということになりますよね。
ISOは一応、継続的に評価していく仕組みが整えられているみたいです。
でも、そのチェックに合わせて、つじつま合わせ的にチェックをパスするように動く企業もあって、実質面でどうなっているのかはやはり日常業務を見てみないと分からない面もあるようです。
これが、ISOを取得していても不祥事が起こる理由のようですよ。

せっかくコメントもらったので、ちょっと面白い話(テレビで見た話ですが)を書いておきたいと思います。
ある方がね、宅建の資格を持ってたんですって。
確か、料理屋か喫茶店だったかの商売をされてて、資格なんて全くもって使ったこともなかったんですが、たまたま常連客の間の不動産取引を取り持ったんだそうです。
で、その取引額が20億円。
手数料で10%が入ってきて、2億円が転がり込みました。
もう鼻息荒くなって止まりませんよね。
不動産取引の仲介から自分自身も取引を始め、折からのバブル景気に乗って銀行の言うがままに借金して土地を買い漁りました。
結果、バブルが弾けて大借金だけが残る羽目に。
テレビ番組では、銀行員が来て巨額の債権をその人から数万円(だったと思います)取り立てただけで放棄するシーンがありました。
なんとも言えないシーンでしたけど、「人間万事塞翁が馬」かなぁって思いました。

資格もお金も持ってるから幸せになれるわけではないですよね。
却って何も無い方が幸せな人だって存在しますし(僕の友人にもこういう人がいます)。
金持ち父さんは、果たして「幸せ」を手に入れることができるのでしょうか?
CHAROさんの御両親なら、この問いに対する1つの答えをよく御存知だと思います。

とはいえ、資格やお金は持ってて邪魔になるものではないですから、先も見据えて取得するために勉強してみるのはいいことだなと思います。
何より世界が広がりますしね。
資格取得については、そういう志を持っているってだけで、応援しちゃいますよ。
頑張れ~!
o (^-^) o
2007/07/17(火) 22:32 | URL | CHAROさんへ #-[ 編集]
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2007/07/23(月) 23:27:57 | 株の情報提供します