株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 国民経済の黄昏より、印象に残った箇所のメモと感想の続きです。







 1987年10月19日、ブラックマンデー。


 ニューヨーク市場で史上最大の暴落。


 ダウ工業平均は508・32ドル、対前日比22・6%の下落。


 日本でのバブル崩壊に先立つこの暴落のときも、その後のファンダメンタルズは良好な数字を示していたそうです。


 ニューズウィーク誌に掲載された論文では、「株価指数そのものが、景気の先行指数である役割を喪失してしまった。」との指摘。


 実際の株価下落のプロセスは以下の通りです。


 87年8月の貿易収支において、アメリカが史上4番目の貿易赤字を記録し、ドル安の恐れが強まる。


 西ドイツが短期金利を引き上げて、金融を引き締め。


 これにより西ドイツからアメリカへの資金の流れが細り、一層のドル安を警戒したベーカー財務長官が、G7による為替の安定を確認した87年2月のルーブル合意の破棄を示唆。


 これに85年9月のプラザ合意以降、急激に進んだ円高でドル建て資産に大打撃を受けていた日本の機関投資家が、為替の不安定化を恐れて反応(円高が進むと、ドル建て資産の価値が円換算で安くなってしまう)。


 巨額のアメリカ財務省証券を一斉に売りに出した。


 その結果、30年物国債の市場価格が急落。


 国債利回りが10・14%にまで急上昇し、これに為替リスクのないアメリカの投資家が群がる。


 結果、株式市場から債券へと大量の資金がシフトされ、大暴落が起きたようです。


 暴落の原因を探っていくと面白いですね。


 ブラックマンデーの原因が日本の機関投資家だったというのは、なんだかなって感じです(笑)。


 それと、ファンダメンタルズが良くても、このように金融不安から暴落が度々生じうるというのは、気を付けておかなければなりませんね。


 最近起きた世界同時株安も同じ理屈なんでしょう。


 単なる調整に止まればいいですが、バブルの時のように実体経済に影響を及ぼし始めるとピンチ到来です。







 宮崎先生の指摘するバブル不況のような新しい景気後退の構造は、以下の通り。


 まず金融の自由化が引き金となって、バブルが形成され崩壊。


 不良金融資産(ストック)の調整過程が先行し、余裕の無くなった金融機関による企業向け貸し渋りが発生。


 これがクレジットクランチ(貸し渋りによる信用逼迫)を生み、企業の資金繰りに影響。


 最終的に、従来の在庫調整と重なり合い連動してしまう。


 う~ん、今後、この手の崩壊が起きそうなところで、真っ先に思い浮かぶのは、……中国(笑)。


 やべっ、チャイナオープン大丈夫か!?


 ってか、もし起こったら、この前の同時株安みたいに、どこもかしこも売り一色になるでしょうからね。


 最初から買われてない格安企業を選んどけば、間違いないか。目指せ、PER11倍以下。







 バブルの定義について。


 バブルとは、単なる資産価格の異常な高騰にあらず。


 バブルの裏には、必ずそれを可能にした借金によるてこ(レバレッジ)が存在する。


 ファンダメンタルズを超えた価格は、資産の担保価値を上げ、これが巨額の借金を可能にする。


 この借金による更なる投資が、バブルの上にバブルを重ねるスパイラル現象となる。


 このスパイラル現象に見られるごとく、借金を急増させながら発生するファンダメンタルズを超えた価格の高騰、これこそがバブルの正体である。


 最近は借金して容易に大きな額を動かすことのできる取引が増えてますから、バブルの地雷が更に複雑に埋め込まれているとも言えそうです。


 円高が進むと個人がFXを利用して、保有資産の何倍ものドル買いがされていますが、これも円ドル間で実態以上にドルが高くなる、ドルのバブルを生んでいるのかもしれないですね。


 金利差が縮まるなどのきっかけで、一気に円高が進むと怖いなと思います。


 とりあえず、個人的には元本を超えて損失が発生する可能性のある取引には、手を出さんとこって感じです。







 以上、ちょこちょこと面白かった部分を抜き出して、感想を書きたれてみました。


 読んでおけば、今後きっと役に立つと思います。


 そんなに難しい本ではないので、是非、読んでみて下さい。


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