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株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。


 某鉄鋼メーカーの不祥事で、またかいな。


 もう慣れっこになった感もあり、それがまた嫌なところです。


 しかも、今回のはかなり悪質。


 そういへば、うちの投資する某ファンドでも組入銘柄だったような。


 対応どうしたんでしょうか。


 え、待て、ということは、うちも被害者の可能性ありか〜い!


 分散投資で打撃は抑えられているとはいえ、あまり気分の良いものではないですね。


 最近、ファンドのポートフォリオチェックもしてないので、実際のところはわかりませんが、多分被害者でしょう。


 偽装データで誤魔化された納品先のメーカーの株式も保有しているので、あれれ、ということは、うちのお金の出資先が別の出資先をだまくらかしたってことか?


 株式投資って、本当にややこしいですね。



続き


 さて、嘆いてばかりでもいけない。


 不祥事を極力避ける方法を考えてみましょう。


 なぜ不祥事が起きるのか。


 それは多くの場合、営利社団法人である株式会社のくせして、よう儲けを出さんからです。


 普通にやって儲けが出ないと、当然無理が生じてきます。


 その無理を消し去るには、本来、長期的な視点に基づき、持続的な取り組みで対処すべきでしょう。


 が、往々にして、短期で安易に解決できる方法を選択し、それがとんでもない方法であるというのがパターン。


 ですので、長期投資家目線で言いますと、まずは儲けの出てない企業は避けましょう、ということになります。


 今回のケースも、2期連続の最終赤字だったと記憶しています。


 ついでに付け加えておくと、業界での立ち位置というのがとっても重要です。


 長期的に投資していこうという場合、その対象とすべきは、業界でも2番手までというのは意識しておいていいと思います。


 その業界というのも、できれば日本だけでなくて世界目線で見るといいでしょう。


 ちなみに、市場シェアを意識した企業戦略として、アメリカの優秀企業ゼネラル・エレクトリック。


 展開する事業は、必ず市場で2位以内という制限を設けて、収益性を確保しています。


 日本では、日東電工という会社の掲げるグローバルニッチトップ戦略に注目。


 初めから大きな市場は取れないという前提のもとに、ニッチ市場でトップを取っていく戦略です。


 こういう企業戦略も参考にしてポートフォリオを組むと、不祥事、少なくとも株価に大きな打撃を与える不祥事は随分避けられるんじゃないかと思います。


 各企業が依存する市場でのシェアというのは、見苦しくない利益をあげる上で、非常に大きな要素であることは認識しておきましょう。


 無論、3番手以降でも優れた業績を上げる企業もあり、そういうところは要注目。


 大手にはない、大手でできない何かで、高収益をあげている可能性があり、将来、大手に取って代わる可能性もあります。


 このダイナミズムを目撃したのは、アメリカの銀行でバフェット御師匠も投資しているウェルズ・ファーゴです。


 金融危機を乗り越え、今やシティやバンカメを押しやり、堂々のナンバーワン銀行。(最近、ちょっとした不祥事があったけど収益性には問題なしよ)


 まあ、3番手以降から優良企業を選別できるというのは、かなりの目利きでしょうから、まずは市場シェアと実際の利益という形式的なところで見ておいて、それからじっくりと中身を比較吟味していくというのが無難でしょう。






 企業統治も注目すべき視点ではありますが、正直、どれくらい効いているのか疑問です。


 むしろ、面倒な仕事を増やして生産性を低下させているのではないかとの疑念も。


 形式的に一部の投資家受けする体制を整えたところで、中身が伴わないのでは何にもなりません。


 事実、コーポレートガバナンスをアピールする企業で、企業の存続にも関わる不祥事が起きたケースもいくつか目にしました。


 企業統治を見るよりは、会社の代表者をしっかりと見た方が良いと思います。


 個人的な基準は、この人に金預けてダメなら、もう仕方ないなと諦めがつくかどうか。


 ポートフォリオに組み入れる企業は、できる限りこういった経営者の経営する企業で固めるべきです。