株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 マイナス金利の影響が報道され始めている。


 マイナス1%を超えて銀行が「お願いです利子はお支払いしますから、どうかお金を借りてくださいませ」って言ってきたら、借金が大嫌いな僕もお金を借りて「あげようかな」。


 ほんの100兆円ほど……くすくす。


 貸してもらえるかどうかはおいておいて、年間1兆円が入ってくるぞ。


 使っても使いきれない。


 このお金を株式投資に向けて、こっそりと企業を買いまくる。


 年間1兆円フルに買ったとして、配当利回りが2%でも年間200億円!


 げ、げ〜〜〜〜〜っぷ!


(注 あんぽんたんの妄想です。日銀当座預金と長期国債の利回りがマイナスになったというだけで、一般人の預金金利がマイナスというのはないと思います。ほぼゼロ金利でATM手数料とかを高くして実質的に預金をくすねる手は取るかもしれませんが。てか、もうやってるって。またマイナス金利で貸してくれるというのも、多分ないでしょう。)


 大喜びなのは大借金している、しようとする人たちで、その筆頭は誰かといえば……日本政府。


 つまり、ひいては日本国民であり自分たち自身か。


 もうワケワカリマセン。


続き


 投資を勉強していると、金利についてもいろいろ考えさせられた。


 例えば、借金した場合に金利を払うということが当たり前かという問題。


 日本人ならごく普通に当たり前と思うことでも、そうではないことがある。


 イスラム法では金利を取ることは禁じられているらしい。


 その前に成立したユダヤ、キリスト教の教義も同じ。


 なぜか。


 ここに農業を志す一人の若者がいて、元手がないために借金をして土地と種子と羊を雄雌2頭ずつ購入したとする。


 1年後、めでたく種子は農作物となり、羊は子を生んで増える。


 金利を支払うのは、この増えた分からということになる。


 しかし、ここで大問題。


 増えた分は、神様からの頂き物。


 金利を支払わせるというのは、まさに、神からの頂き物を横から分捕る行為であり、神への冒涜。


 八百万の神々を持ち、神仏習合で仏様もレッツコンバインしてしまった日本人には理解が難しいが、一神教の神様というのは絶対無二の存在。


 ということで、金利は禁止。


 でも、それは同じ神を敬う教徒の間だけの話で、他の神様の分は頂いてもいいことになっていて、故に他教徒から金利をとることは許されたそうな。


 キリスト教徒の間では金利はとれないから、金も貸せない。


 従って、キリスト教世界では、金を貸すのはユダヤ教徒で、借りるのがキリスト教徒という図式ができ、ユダヤ人の中に金融に強い人たちがいるのもこういうわけがあるんだそうだ。


 今ではこういう慣習も廃れて普通に銀行が利子付きで貸しているけど、イスラムの世界ではまだこの風習が残っていて、利子は禁止。


 でも、一緒に所有物から収穫するのは問題ないから、株式のような形で出資して共同経営のような形態にしておいて、配当のような形で利子に相当するものを受け取ることはできる。


 なかなかややこしい。


 さて、若者の話に戻して、こういう人が何人もいて、それで経済が回るとき、増える生産物に対応して利子が決まって くるはず。


 これが自然利子率というものだそうで、増えるのが普通だから当然利子率はプラス……のはず。


 自然利子率に基づいて決まるはずの金利がマイナスになるということは、裏を返せば生産物が増えない、増える必要性、必然性がないということだろうか。


 人口の停滞、減少とも関わっていそうな話ではあるが、もう一つ、格差問題も影響しているかもしれない。


 つまり、必要なものはあって生産して欲しいんだけど、本来配分されるべきお金が手元に足りない人が多すぎる一方で、生産してもらう必要がない人の手元に必要のないお金がありすぎるという問題。


 うまいこと仕組みを変えていかないと、毛生え薬を塗っても塗っても毛は生えてこないかも。


 その昔、リフレ派の金融緩和ありきの論を毛生え薬にたとえた人がいて、うまいこと言うなぁと感心してしまった記憶あり。


 生えなければ生えるまで塗りましょう!


 そういや、リアップだけだったかな、発毛効果のあるのは。


(↑ なんのこっちゃ)


〈追記〉キリスト教では、人類皆兄弟ということで、他教徒から利子を取るのも駄目だったようです。ウルリケ・ヘルマン著『資本の世界史』という本に書いてありました。とても勉強になる本なので、是非読んでみてください。難しくありません。