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株の配当金を狙った長期投資を実体験を踏まえて研究。

 人類最大の発明は複利の効果だと、かのアインシュタインが宣ったとか。


 長期投資でもよく説かれるお話です。


 ここで仮に、年率5%で成長するポートフォリオを組めたとしましょう。


 これは、おおよそ日本のインデックスファンドで期待できそうな値なんだそうです。


 元本を100万円として、1年で1・05をかけ、2年でさらに1・05をかけ……、


 そうやって40年経過したとします。


 100万円×1・05の40乗ということですね。


 計算しますと約704万円になります。


 一応、当ブログでは、インデックスの成績の2倍くらいはいくんじゃないですか、と書いたので、これを年率10%にしますと、


 100万円×1・1の40乗ということになり、……約4526万円!?


 わあ、スゴイ!


 これが恐るべき複利の効果で、年数と年率が上がれば上がるほど数値が跳ね上がるという、とてつもない代物です。


 まあ、複利の効果に気付いても、利率を上げようと無茶苦茶な投資をやれば、こんな計算吹っ飛んですっからかんということもあるでしょう。


 しかし、上の数字(年率5〜10%)は全然無理な数字ではないと思ってます。


 税金も考慮に入れなければなりませんが、それを差し置いても意識すべき数字でしょう。


 長期投資家のお金の価値は、投資をしない人間に比べて、恐ろしく高いのではないかと思います。


 投資しない人の100万円は、現状の銀行預金で考えたとして、住信SBIネット銀行の普通預金金利0・001%で計算すると、40年経ってもほぼ増えずのおおよそ100万400円です。


 しかし、長期投資家のそれは、40年後の700万円であり、あるいは4500万円でありするわけです。


 バブル崩壊やら金融危機やらで、そううまくいかないという話もありますが、それについては既に思うところを書いてきました。


 複利の効果を生かすかどうかは、それぞれの人しだいです。




 投資するときに、投資ノートをつくっておくと後から見返しできて便利です。


 過去に行った投資の検証作業もできます。


 投資の日にち、投資した銘柄、株式数、株価、PBR、PER、配当利回り、投資した理由など、必要と考えた情報をメモっておけば、後で何考えて投資したか、一目瞭然です。


 面倒なようですが、投資履歴はプリントアウトでもファイルで保存でもいいですし、それにちょこっと書き込みしとくだけです。


 長期投資の場合、あまり保有株式を動かさないので、負担も重くありません。


 こう書いていますが、当の本人はリーマンショック時の肝心の部分でノートとっておらず。


 あまりに下落するんでゲッソリだったのと、それどころではなかったのと。


 少々後悔しています。


 読んでくださってる方だと、おそらく、相応の投資成績を出されるだろうと思います。


 それは卓越した企業を、値下がり時にバーゲンハンティングするという2つのアドバンテージを認識しているからです。


 ですので、初期の私のように、ホンマにこれでええんかいな、などというおっかなびっくり疑念だらけの状態から抜け出すのも早いでしょう。


 特に、投資の初期からノートをつけてたら、きっと役に立つと思います。


 そこはおそらく、失敗だらけで勉強のネタの宝庫だからです。


 ということで、投資ノートの勧めでした。






 ポートフォリオのお話です。


 今回は、偉そうなことは何も言えないので、書くのが非常に億劫だったメンテナンスのお話。


 大体のイメージを作ってから、実際に株を買ってポートフォリオを作っていくわけですが、時間の経過と共に自分の判断の結果が出てきます。


 で、上がった株を売って、より割安なところへ、みたいなことが上手にできればいいんですが、そうは問屋がおろしません(笑)。


 まあ、相場が好調な時は、そうやって売った株ほどさらに上がって、買った株はそのまんま、悪けりゃ下落なんてこともしばしば。


 ここで考えておきたいのが、売る場合の不利についてです。


 それはズバリ税金。


 バフェットお師匠の手紙にも出てくるお話ですが、毎年売買して10%利益確定していく場合と10%ずつ株価の上昇を享受していく場合との長期的な差を考えて見ましょう。


 もちろん、本質的に不確実な話なのですが、もし仮にそういうことが確実にできたらという前提です。


 毎年売買して10%の利益を確定していく場合、初期に100万円分保有していたとすれば、1年後110万円に株価が上昇しています。


 売ると10万円の利益に約20%の税金がかかり、この時点で108万円。


 2年目、これを全額再投資して、1年後に10%の上昇で118万8千円。


 利益確定の売りで10万8千円の利益に税金が20%かかり、8万6400円のプラス。


 3年目、116万6400円を再投資して、10%上昇で128万3040円。


 11万6640円の利益に税金が20%かかって、9万3312円のプラス。


 4年目、125万9712円を再投資して、10%上昇で138万5683円。


 12万5971円の利益に税金が20%かかって、10万776円のプラス。


 5年目時点で、初期の100万円は146万1264円に成長しました。





 さて、では毎年10%上昇する株を持ち続けた場合です。


 1年目、100万円が110万円。


 2年目、110万円が121万円。


 3年目、121万円が133万1000円。


 4年目、146万4100円。


 5年目、161万510円。


 仮に、5年目で投資をやめて利益確定した場合でも、税金は61万510円の20%となり、手元に残るのは148万8408円で、この時点でも、わずかとはいえ既に差が出ています。


 もう分かったと思いますが、仮に毎年10%上がる株式を長期保有すると、毎年10%の利益を確定して資産を増やす場合と比べて、期間が長くなればなるほど無視できない差が生じてきます。


 これが売りの本質的に不利な点です。


 途中で利益を確定して税金を払い、得た現金を再投資しようという場合、この点をよく考えておくべきです。


 利益が出ると嬉しくなって利益を確定し、次の投資対象へとポートフォリオを頻繁に変更する誘惑にかられるのですが、そこには罠が待っています。


 個人的な経験ですが、金融危機後の上昇過程で、もうさすがに割高だろうと思って売った企業の多くが上値を追い、支払った税金分も含めて新たな投資でその分を埋め合わせるのは容易なことではなかったです。


 正確な比較の結果は出していませんが、単に保有しているだけの方が、よっぽど楽だったかもしれないのです。


 下落基調の時も、売ったものほど底堅く推移したりなんかして、もう何やってるんだかわからず。


 名目上で、より割安で高配当の株に投資するので、配当が増えたのはよかったことですが、どっこいこの配当にも税金がかかりますからね。


 税金を払って国の財政に貢献するのは、がっつり株価上昇の恩恵を受けてからでもいいのです。


 ということで、ポートフォリオのメンテナンスと言っても、最良のメンテナンスは「放ったらかし」かもよってお話でした。




 時価総額のお話の続きです。


 配当利回りランキングには、時価総額1000億円以上の企業に絞ってランキング検索した結果を掲載してきました。


 参考にしていた日経新聞の利回りランキングが、このような制限をしていたので、その形式をずっと続けています。


 2017年4月26日現在で、日本市場では758社が時価総額1000億円以上に該当します。(ヤフーファイナンス調べ )


 時価総額1000億円に明確な意味はないと思われますが、社会的に一定の規模の需要ないし期待があるということは、一般的に言えそうです。


 時価総額最大のトヨタ自動車が20兆円程度ですから、時価総額の規模では200分の1の数字。


 東証1部の時価総額が570兆円程ですから、こちらとの比較だと市場の0・0175パーセントにあたる数字とも言えそうです。


 こうしてみてみると、時価総額1000億円といっても、吹けば飛びそうに感じてしまうから不思議ですね。


 ポートフォリオを考えるとき、よっぽど自信がない限りは、この縛り(時価総額1000億円以上)の中で構成を考えた方が無難だと思います。


 個人的には、もうちょっと高い制限を課してもいいかなと考えているくらい。


 ちなみに、私個人のポートフォリオでこの縛りを外れているのは、一応マトモといえる企業で2、3社程度。


 他の1社は問題を抱え株価低迷、1社は上場廃止。


 どうだ、えっへん!


 (注:当然威張れることではありません)


 随分と投資対象が絞られたのではないでしょうか。





追記


 今まで投資してきた企業を含めると、それはそれはキリがないことになります。


 買収されて上場廃止、その他の理由で上場廃止、大赤字出してズッコケ、低いパフォーマンスで投資した意味を見いだし難い、などなど。


 時価総額の低い企業への投資は、見る目が備わってきてからの方が良いと思います。


 まあ、さっさと失敗して先に痛い目を見るのも、投資を理解する1つの方法ではあるでしょうが。




 投資を始めて、PERやPBR、ROEといった指標にはすぐ慣れましたが、今ひとつ分からなかったのが時価総額の重要性です。


 大きければでっかい会社、くらいで、でっかいから良いわけでないだろうと。


 それはそうなのですが、でかいと良いこともありますし、使い道もありました。


 私なりの時価総額の使い方を書いておきます。


 ポートフォリオを作るときに、少しは役に立つでしょう。





 時価総額は1株株価に発行済株式総数をかけて算出する数字で、会社まるまる全部の市場価格です。


 大きくなるにはそれなりに時間もかかりますから、逆に潰れるのにも時間がかかります。


 雇用もたくさん抱えているため、政府もおいそれと潰すわけにはいきません。


 船でいうと、水漏れが生じても沈没までの時間が比較的長く、逃げ出す余裕ができます。


 現在も格好の例がありますが、まあ言わずもがなでしょう。


 私も投資先2社ほど沈没されましたので、それと比較してこのヌルさ加減はどんなもんかいなと、感心しきりであります。


 つまり、時価総額が巨大だと、何かあっても逃げる余裕ができる。


 これは、情報も少なく相場に張り付く暇もない個人投資家にとって、なかなか大きなメリットです。


 情報という点でいうと、時価総額が大きい企業の方が、マスコミにも頻繁に取り上げられて、判断の材料を提供してくれるので、これもプラス。


 実際、ビジネス雑誌などでは、大きな企業の社長さんのインタビュー記事もあり、人となりや実際の行動との比較なんかもしやすいです。


 ちなみに、個人的な経験ですが、現在苦境に陥る某企業の話を1つ。


 この企業、投資を検討したことも当然あり、何代か前の社長さんがインタビュー記事で「哲学」を語っていました。


 その時は、「ほう、なるほど」と感心したのですが、後に実際の行動で哲学などないようなことをやってくださり、ありがたく投資対象から排除しました。


 現在に至り、潰れかけている実状を見るにつけ、さもありなんと、納得すること大です。


 会社の代表者の顔が見えやすいのは、時価総額の大きな企業のメリットの1つでしょう。