昔、記事を書いたらコメントいただいちゃって、書かないと売っぱらったんじゃないかと思われるかもしれませんので、書かせていただきます。
株仲間の方、御心配なく、アホルダーと言われようがどうしようが、お構いなしで保有を続けてます。
買った当初は、なかなか魅力的な値段だと思っていたのですが、サブプライムショックであれよあれよという間に、格段に魅力的な値段になってしまいました。w
割安だと思ったら、もっと割安になってしまったという笑えないお話です。
こうなってしまったら、僕の投資スタイルからすべきことは「断固とした買増し」の1つだけ。
なのですが、以前よりも少し知恵がついたこともあって、現在の株価で見ると、より魅力的な投資対象がゴロゴロと転がっています。
危機が去った後に取り残されていたら、救援の手を差し伸べたいと思っています。
買いに至った経緯ですが、銘柄検索で引っ掛かったのと、四季報の「精密鍛造で圧倒的強み」という説明に惹かれ、ゴーサインが出ました。
因みに、この頃の検索条件で検索をかけると、現在は超優良大企業が次々とヒットします。
この頃に買った銘柄には、割安株投資の本質について考えさせられました。
この意味で、とても良い投資だったと思います。
回復には手間取るかもしれませんが、授業料でしょう。
事業についてです。
精密鍛造の方はネットシェイプと呼ばれる工法で、金属の塊を強烈な圧力でプレスし、削らずに目的の形に変形させます。
主に自動車の部品や金型の製作といったことを、このネットシェイプを用いて行っています。
取引先は多彩で、1社に偏った取引ではありません。
金型事業の方は、この5年横ばいが続いていて、今のところ成長性も感じられません。
この他、排ガス規制で需要が高まったディーゼルエンジン用ターボチャージャーの部品も製造しています。
こちらは売上高が5年前比3倍強と力強い伸びを見せています。
また、フィルター事業もおこなっています。
こちらも売上高は5年前比2倍弱です。
独自の積層焼結技術を用いた高性能フィルターで、国産ロケットH2にも搭載されているようですね。
それから、石油化学産業や液晶工場などにも供給しているようです。
技術を生かして、脱化石燃料の分野で何か造れるといいのですが、今のところ具体的な動きはなかったと思います。
今後の経営計画に注目しています。
買った経緯はいただけない感じですが、野球文化への貢献や持っている技術など、気に入っているところも多いので(買った後で知ったのが、さらにいただけません)、当面の値下がりは無視して保有を続けています。
この辺りの考え方は分かれるところでしょうが、僕の場合、下がった即損切り、で、次の銘柄にいって、などということをしていると、利小損大となってすぐにすってんてんです。
利益は早く欲しくて、損失は回避したいという人間心理もあるのでしょうが、それ以上に好きな企業を売るのに、どうしてもためらいが生じるからです。
売って上がったら、売らずに下がる何倍も不愉快なのです。
相場にかじりついている時間的、心理的余裕もないです。
要するに、売買よりも企業や事業活動の方が好きなわけでして、こうなると「売らない」を前提に「売らないで済む投資法」を極めるしかありません。
幸いなことに、調べてみるとこちらの方が楽で、しかも投資収益もそれなりに大きいということが分かってきました。
取れないことがほぼ確実な高い利益より、低くても確実に刈り取れる利益の方が自分には向いています。(長期間で見ると低いどころか、とんでもないところへ行くかもしれません。)
ニチダイについては、大きく化けそうという感触はまだないです。w
でも、そこそこの投資収益はあるかなと思っています。
事業報告書には、毎回笑顔の従業員さんが写ってて、こういう職場でうちのお金も働いているんなら、長い目で見させてもらっちゃおっかなって感じです。
地道に事業を続けていく限り、半永久保有です。
超伝導銘柄ということで買ってみましたが、住友グループについて知る良い機会になりました。
旧財閥系の企業というのは、長期間しぶとく生き残ってきただけあって、生活のそこかしこに関わる企業が多いです。
住友電工もその1つだと思います。
関心をもった技術は超伝導ですが、実際には電線(超伝導電線は究極のエコ電線)、自動車用電線、光ファイバーといった生活になくてはならない事業を手がけています。
住友ゴム工業と住友電設の大株主でもあります。
経営成績では、それほどパッとしたところもないのですが、ROEは徐々に改善されてきています。
また今後は、連結ROE10%を目標にしていくようです。
直近で9%を超えており、早晩達成可能な数字だと思っています。
10%と謙虚なことを言わず、住友金属工業や住友重機械工業のように、20%くらいいってもらってもいいですね。w
上記の2社は、近年目覚ましい経営成績で株価も急上昇した企業です。
住友グループには、住友化学、住友商事など、他にもたくさん企業がありまして、住友電工を含めて二匹目、三匹目のどじょうを狙っているところです。
事業報告書のトピックスによると、自動車の軽量化に貢献する、軽量で細い自動車用電線を開発して、自動車メーカーに採用されたようです。
原油高で自動車には逆風が吹いてますが、ミリ単位での軽量化で各社が工夫をこらす姿には頭が下がります。
こういった努力を続ける限り、原油高や環境問題は日本車にとって追い風になると信じています。
それから、高温超伝導ケーブルを電力系統に接続する日本初の実証実験を、東京電力と一緒に2010年度から実施していくようです。
送電効率が減ってエネルギーロスが減れば、うちのお金も働きがいがあったというものです。
投資収益のみを狙って買ったわけではありませんが、そのうち勝手に積み上がるのではないかと期待しています。
ひとえに、松本正義社長と住友電工の従業員の皆さんの頑張り次第ということでして、長期保有の投資家としては、後は信頼してお任せするだけです。
最新の有価証券報告書を見る限り、帝人のここ5年の経営成績は、お世辞にも良いものとは言えません。
資本効率も5年平均で、5・4%です。
バフェット氏に、投資が失敗に終わると言われている程度の数字です。
ライバルの東レが8・24%と、3ポイント近く水をあけられています。
三菱レイヨンは11・03%、クラレが6・29%です。
因みに、似たような事業を展開する化学産業の有名どころでROEの直近過去5年平均をみると、信越化学10・94%、旭化成10・14%、住友化学10・76%、、三井化学7・14%という数字が出ました。
この他、日東電工では15・06%、三菱ケミカルHDに至っては17・13%(直近過去3年平均)です。(注、あくまで過去の数字で、今後ずっとそうとは限りません。)
帝人は資本に見合った利益をあげておらず、まだまだ改善の余地が大きそうです。
帝人のROEは、平成19年度に10%近くまで上がって、「おおっ!」という期待感がわき上がったところで、あっさり墜落しました。
また、今期は屈辱の減配でした。
配当は業績連動型のようで、この減配もやむを得ないのかもしれませんが、仮に減配をしなければ市場の見る目も違ったかなと思います。
減配で内部留保に回した資金が、将来への良い投資となればいいのですが。
なんとか巻き返して欲しいところです。
帝人は繊維部門に分類されますが、「Human Chemistry, Human Solutions」というキャッチコピーが示すように実質は化学といってよく、様々な素材を生み出しています。
今後は炭素繊維やバイオプラスチックなどの新素材が、業績を押し上げてくれるのではないかと期待しています。
この他、水処理膜でも注目しています。
他にも、医薬医療事業に進出しており、セグメント別売上高は全体の11%にすぎないのに営業利益は全体の29%と結構な高収益です。
「くすりくそうばい」という言葉を思い出してしまいました。w
新社長の大八木さんが、この高収益医薬医療事業のご出身だったと思います。
他のセグメントでも、この高収益を実現してくれればねぇ………。
新社長への期待は、かなり大きいです。(つーか、マジでなんとかしてくだされ!)
原油高など逆境は続きそうですが、持っている技術は未来に必要なものばかりだと思うので、迷わず半永久保有です。
なお、テイジン未来動物図鑑は必見です。
資源高は、こういった新素材の価格競争力も強めてくれているかもしれません。
個人的妄想では、今後5〜10年で新素材に関し、帝人などに強烈な追い風が吹く予定です。
………逆風でないことを願うばかりです。
2011年に1千億円を投資して世界最大級、年産1000メガワット規模の太陽光発電パネル工場を建設予定と報じられました。
現在は、シャープの葛城工場が710メガワットで世界最大規模ですが、これを上回る規模となりそうです。
シリコンを原材料とするシャープと異なり、次世代CIS太陽光発電バネルを量産する予定です。
シリコン型は世界中の多くの企業が採用する方式で、供給不足から原材料高騰となり利益を圧迫しているようです。
シャープや三洋電機、京セラはもちろん、シリコン供給サイドに注目してみるのも良いかと思います。
なお、太陽光発電では、シリコン型、CIS型、色素増感型の3種類が開発されているようです。
色素増感型では、TDK、ソニー、太陽誘電といった企業に注目です。
石油産業は、原油高で化石燃料からの脱却が進むと将来性はないかに思えますが、そういった将来をにらんで経営の舵取りをしています。
昭和シェルの太陽光発電事業もその1つですが、他に水素ガス供給ステーションといった構想も持っています。
燃料電池の普及をにらんでのものです。
新日本石油など他の企業も、このような転換をにらんで着々と布石を打っているはずです。
企業経営のダイナミズムを実感できる産業ではないかと思います。
つまるところ、素人があ〜だこ〜だと屁理屈をこねて買えない買えないと思っている間に、企業の方はさっさと変化し将来へ向けた体制を整えているということです。
そして、買いたいと思う頃には、株価は高くなった後というのが相場でしょう。
もっとも、こういう不確実な産業は避けて、バフェット氏のように確実なものにだけ集中して投資していくというのも1つの手段ですが。
昭和シェルは、普段使うスタンドであることと資本効率が高いことで、半永久で保有してみることにしました。
資本効率(ROE)は収益次第で変わる面もありますが、株主還元を意識した経営をしているかどうかを見る良い指標だと思います。
因みに、平成19年度(12月決算)までの5年間の平均ROEが12・54%となっています。(業績には振幅がありますので、買うのは当然悪いときですね。)
現在は、配当利回りも3%を超えていたと思います。
先行きは不透明ですが、大船に乗ったつもりで追い風が吹くのを待つことにしています。
ここ数年のイオンの株価の上昇と最近の落ち込みは、いろいろと考えさせられました。
企業が拡大路線を走る時、売上高至上主義という厄介な病気にかかりやすいです。
店舗の売り場面積が増えて、売上高がどんどん上がってと規模が拡大しているのはいいのですが、多くの場合それに見合った利益、そしてキャッシュフローを生みません。
利益は売上から来るもので、売上高が増えることは良いことのように思えますが、肝心なのはその売上を利益、そしてキャッシュフローに結びつけられるかどうかだと思います。
また、厄介なことに拡大路線を突っ走っているときは、株式市場も妙な期待感から株価を押し上げてしまうようです。
利益拡大への期待感がはげ落ちると、当然株価は激しく下落します。
この頃、企業規模の拡大の割に利益が上がらないことに気が付いた経営陣が、リストラとかテコ入れとか効率化とかいったことを言い出します。
むしろ、拡大路線を修正し利益に結びつける体質に変わり始めるこの時が買い時なのですが、株価が下がっていくので今度は心理的に買いたくなくなります。
さらに、急激な拡大は企業を足元で支えるスタッフの質の低下も招きます。
ヒューレット・パッカードの教えによれば、拡大に合わせて優秀なスタッフを揃えなければ、偉大な企業にはなれないのです。
とまあ、この辺りは急激に拡大していく企業にありがちなパターンだと思います。
今後、縮む国内市場から軸足をアジアへ向けるようですが、利益を出す企業体質をきちんと固めていって欲しいところです。
それから、米国衣料品子会社のタルボットが、ずっと業績の足を引っ張り続けています。
前社長が買収してきた御自慢の会社だったと思うのですが、時の経過と共に負の遺産になってしまっているようです。
企業買収は難しいということを改めて認識させられます。
それからイオンモールの業績が良いばかりで、肝心の本業がイマイチ。
モールに来てもらっても、他の魅力的なテナントにお客の足が向いて、本業の方では儲けられない構図が透けて見えます。
利益率の高い衣料品が苦戦という話ですが、ユニクロ、ライトオン、良品計画、コムサ、その他諸々の魅力的なテナントと競えるような状態ではないので当然でしょう。
他に気になるところと言えば、半端じゃない有利子負債の額です。
こちらも早期に圧縮していかないと、金利負担がじわじわと収益を圧迫し始めるかもしれません。
当面は株価を見ずに過ごすことになりそうです。
と、悲観的な調子で書いてきましたが、あまり心配もしていません。
あーだこーだ書いたことは、当然に認識して手を打っていることでしょうから。(仮に素人の私たちでも分かる課題を経営陣が認識している様子がなく、あるいは認識しているようでも何ら有効な策を打てずにいるのであれば、そのような企業とは縁を切るべきかもしれません。)
それに、プライベートブランドのトップバリュは好調のようですし、環境ブランド調査でも毎回上位に顔を出しており、大方の世間様に支持される企業活動は維持していると思います。
ウォルマートやセブン&アイに負けない企業になって欲しいところです。
イオンの株主優待は、イオンモールで株主専用ラウンジが使えたり、一定の率でキャッシュバックをしてもらえたりと、非常に使える内容となっています。
僕は、この株主優待のために、「ま、いいか。」で早々とエントリーしてしまいました。
優待を狙って買うわけではないが、株価に大きな影響を与える大口投資家の存在を考えれば、優待はないものとして株価が高いか安いか判断する方がよいでしょう。
もう少し待った方が良かったのでしょうが、短期的な株価の動きを追っても仕方ないので、納得して回復を待つことにしています。
買い増しても良いのですが、実のところイオン以上に魅力的な値付けの企業がゴロゴロしていまして、当分後回しです。
今までの経験からすると、他の企業を買っている間に、イオンがするすると上がっていくことでしょう。w
